去年、小学校受験で圧勝なさったご家庭。
上の子の幼稚園の同級生。
超難関私立にさらっと合格し、
「まさかの合格でびっくりしました。縁故もないのにー。」
とおっしゃっておられました。
嬉しそうなその顔に、私は涙を堪えるのに必死でした。
そして今年度。
合格によほどの自信を得られたか、その学校に魅せられたか、
その学校の附属幼稚園しか受けないという選択肢を選んだそうで。
狭き門どころではない、なんなら、ほぼ開かずの扉だよ。
そこしか受けないということで、そんなハイリスクなことしていいのか?!
と驚きましたが、その学校に心から惚れ込んでいるか、まぁ受かる自信があるのだなと。
惚れ込むのはわかるなぁー。
でも自信持つのはかなり危険だぞと、ヒヤヒヤしておりました。
そして先日。
残念ながらその附属園に不合格だったそうで、
「附属の結果が思わしくなかったので、また幼稚園でご一緒しましょう。」
と丁寧にご挨拶されました。
申し訳ないけど、うちはもうその園には行かないので、
「ごめんなさい、他に決めちゃって」
と、うちがどこの幼稚園に行くかは告げずにそそくさと去りました。
居合わせたママ友達は、
「ええ!まさかの不合格😱!!」
と衝撃を受けていて、全員で励まし大会しておりましたが、
私は思う。
当然の結果だと。
小学校に認めていただいたのだから、幼稚園でも絶対に受かると思う、
両親の驕りと慢心。
熱意よりも先に、それが確実に先生方に伝わってしまったのだと思います。
実際、私が話を聞いていても、合格への確信というか、
幼稚園自体を軽く捉えている姿勢が見受けられました。
ちなみに、私の友人の子は合格しました。
両親共に出身、ものすごく伸びやかで賢い子です。
間違えてはいけない。
その附属幼稚園で求められる子は、その附属小学校で好かれる、指示行動が得意で真面目なタイプではないのです。
ちょっとやんちゃが過ぎる、くらいの子が、微笑ましい目で見られるのです。
たぶんね。