世間はエイプリルフール、毎年カオスな企画楽しみにしてます。今回もカオスなことやってる企業多かった(笑)そんな中、私は同じくカオスなゲームALICE=ALICE進めておりました。
アリアリはシチュCD(6枚)も出てるんですが、そちらは聴いてません。なので、ゲームだけの感想になるんですが、聴いてなくても十分楽しめました(*´ω`)
STORY
代わり映えのしない日常、どうでも良い日々。
刺激的な事なんて、何ひとつもない。
それが本当に幸せ?
そんな幸せならもういらないって言う、もう一人のワタシがいる。
もっと、もっと、愉しいことがこの世界にはあるって。
そんなことを想って過ごしていたら、ある時、
一匹のドギツい黒うさぎがワタシの前に現れた。
「おい、オマエ、そんなに退屈ならコッチに来るか?」
「つっても、一度入ったら、もう戻れないかもしれねぇけど」
「ククッ、今までにない、サイコーの刺激があるかもな?」
ワタシが迷うこと無く、選んだ答えは、
YES/NO
公式サイト(http://rejetweb.jp/alice/#toppage)
・シナリオ
不思議の国のアリスをベースとした作品で、「現実世界」に飽き飽きしていたヒロインは声に惹かれるまま「不思議の国」へと落ちて来て、そこで"アリス"と呼ばれ、攻略キャラと過ごしていくことになります。
だけどそこでリジェらしいのが、不思議の国での"アリス"はご馳走と呼ばれるほど食べると非常に甘美らしく、ストーリーの大半は「EAT ME♡」。文字通りの、食べる表現が入ってました。(エロ方面でのね。)
結局何故ヒロインがアリスだったのかーとか、不思議の国って一体何だったんだろうって謎は明かされませんでしたが、攻略キャラにつき約2時間という短いボリュームの中でもしっかり恋愛過程…というかシナリオ性はちゃんとあったので、私は十分楽しめました。
本編のプロローグとなるドラマCDの時点でかなりのカオスだったので、これ本編もカオスなんだろうなって思ってたら全くその通りで(笑)どいつもこいつもイカれてやがる…!(笑)
エンド数は3つ、現代エンド・アリスエンド・不思議の国エンド。
・システム
Qsave&roadもあるし、シーンバックもあるしでシステム面に関しては特に問題なし。ただフルスクリーンだとスクショ出来ないのがちょっと。
・BGM
私のイヤホンが悪いのか、ダミヘだというのに囁かれてる感が全くなかった(笑)あー遠くで話してるんだなっていうのは分かるんですが。音質の問題かな。
EDの『ワンシーン』が凄く良い曲で、毎回飛ばさず聴いてました。
・立ち絵/スチル
値段が値段だし、ボリュームもそんなにないのでスチルが少ないのは仕方ないかなって思います。その他は立ち絵目パチ口パク有、状況に応じた立ち絵の差分が多くて細かく作ってありました。特にヒロインの表情の差分が普通と比べると多いくらいで
特にこの表情がお気に入りでした。超可愛い。
・キャラ/ヒロイン
不思議の国に住む住人は皆狂ってるので、皆どこかしらおかしいです。ナルシストだったり、病んでたり。でも根元から悪い人は1人もいません。
ヒロインも、ごくごく普通にいそうな子でした。ただ快楽に流されやすいっていうのはまぁ…。うん。
・全体感想
エロシーンで流される部分が多いんだけど、このゲーム結構メッセージ性強いなって思いました。基本、このゲームは「現実世界に飽き飽きした」普通の女の子が、刺激を求めて異世界に来て、その中で暮らす人と接するうちに大事なことに気付き、現実世界へと帰るのがハッピーエンドになっています。若干ご都合主義な部分もあったけどそこは目を閉じて。
その大事なことは当たり前の事なんだけど、当たり前すぎて逆に気付けなかったというか…。人から言われて初めて気づくところとか有りますよね。
例えばヒロインの持つ優柔不断な性格や、友人が自分から離れていくのを恐れて八方美人に振舞うところなど、それは彼女の欠点でした。私にもそういうところあります。
だけど、刺激的な事を求めてやってきた世界で普通じゃない住民と接するうちに、やがて攻略対象と共に前向きな方に意識が変わっていく。こういう過程が丁寧だったので、エロシーンはほとんど頭から消去されてます(笑)
攻略対象キャラもまるでヒロインと鏡合わせのようなんですよね。だからこそ気付けたのか。退屈だと思っていた日常は、自分が退屈にしていただけで意識を変えれば楽しいものになっていくんじゃないか。
ヒロインの欠点は誰しもが持っているようなものだったので共感できたし、自分の欠点と向き合い前へと進んでいけるような、そんな強いメッセージ性を感じました。
短かったけど、凄く面白かったです!!
推しは…帽子屋さんかな。
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