ブラウルラスト、狼種の感想になりますー!ちょっとBNのネタバレも交じってるので未プレイの場合は注意。

以下ネタバレ含む感想です。

 

 

 

 

 

 

狼種√はアルルに連れ去られてから猫種(メヨオジェ)との決着までの話。

LHでは狼種のゾディバを癒すための餌として連れてこられたけど、フィオナが体の弱いロベイラ種であるため全く酷いことはされなくて、それどころか死なれたら困るので家畜としては手厚い待遇を受けることに。

そして、狼種と一緒に過ごしていく中で狼種は言われてるほど怖い存在ではなく、また真実だと伝えられていた話に嘘が含まれていることと、狼種もまたゾディバの被害者であることを知ります。

 

だけど、それを知ったからといって狼種がウェブリンの民を生き残るために殺してる加害者であるというのも事実で。

《生きるために殺し、殺されては憎み、憎いからこそ殺す》というどちらも加害者であり被害者になる負の連鎖が起こってるために、どちらの立場もわかっているフィオナはアンビバレントな感情に悩まされることになります。それでも、止められないなら目を背けては駄目だって惨状から目を逸らさないのは強いなーって思った。

 

その負の連鎖断ち切るにはメヨオジェを殺すしかないってところがもう、いかに救いようがないのかがわかりますよね(笑)一応攻略対象!でもそのメヨオジェを狂わせたのが王家なのでもうどこから正せばいいのやら…。

 

途中、フィオナを守りたいのにフィオナを犠牲にしないと狼種を守れないという感情に悩まされたラスが、「どうして俺たちは何かを犠牲にしないと生きていけないんだ」って言うシーンがあるんだけど、それに対してフィオナが言った「それが生きるってことだわ」ってセリフが…何というか綺麗ごとなんだけど真理だなぁって思いましたね。特にブラウルの世界ではこうやって正当化して割り切らないと生きていけない…。

 

 

メヨオジェは過去が過去なので、この2人が全部悪いとは言えないんだけどそれでも…狼種√やってると憎くて憎くて仕方ないwww

特にオージェ…殺意が(^∇^)声優さんの演技に感服ですよ。

てかメヨ殿下オージェに意見求め過ぎじゃ?

 

最後の猫種VS狼種の最終決戦は

BNでは猫種に有利な王城で行われて後世で《Bloody Nightmare》と呼ばれ、

LHでは狼種に有利なザナンで、《ザナンの浄炎》と呼ばれたそうな。

 

 

ということで、長くなりましたがそろそろ個別感想へ。

 

 

*ラス(cv.梶裕貴)

 

優しくて悲観的であるために守れなかった家族のことや、自分を助けてくれた少女を殺めてしまったときのことを仕方なかったことだと片付けられず、皆から拒絶されている狼種像に近付くのも怖くて、

ずっと一人で自責の念に駆られ続けていたラスがフィオナと出会えたことで少しずつ癒されていく過程が凄く丁寧で良かった…!

goodendではようやく肩の荷が下りてよく笑うようになって、子供までできたりね!

最後の方はもうずっと良かったねってボロボロ泣いてました;;;

 

あとラスも物静かで大人っぽく見えるけど、年相応なんだなって思えるエピソードも良かったですね。年の近いギランと張り合って蹴りあいながら狩りに行くところとか微笑ましくて、ニヤニヤしてしまいました(笑)ラスもナデナデする?っていったら顔赤くして子供じゃないからいい!って言ったり。可愛い。

 

ショックで熱を出したフィオナのお見舞いに来たところとかも萌転げました…。フィオナが手を洗いに行けないからラスの手から果物食べることになるんだけど、果汁が手に滴るってだけでも背徳的でご馳走様です(^p^)///って感じだったのに、まさかその後汚れた口周りまで舐めるとは(笑)

狼だから普通の事なのかと思ってたらラスも照れてたのでなんかエロいというより微笑ましくなりました(笑)可愛いーー!

 

 

とはいえこの2人、利用する側と利用される側の関係なので切ないんですよ。

フィオナを守りたいって気持ちと、狼種を守りたいって気持ちを両立できないので。どちらか犠牲にしないと守れない。

それでも最後には炎に包まれながら、死ぬ未来しかなくてもラスの傍にいるという決断は純愛でした。

 

その炎に包まれながらのBAD!!!オージェがもうホラー(笑)っていうかオージェ生命力強くないですか。黒焦げになってもまだラス滅多刺しにする元気残ってるし、アルルBADでも生きてるし…執念か…。

 

 

ラスのGoodエンド見終わった後にtears聴くとジーンときますね…。もう一人じゃない、っていうのが。SSの、生きる希望をくれてありがとうにも(´;ω;`)ブワッ

 

 

 

*アルル(cv.森川智之)

 

ギランを叱る様子がまるで父親で面白い(笑)

アルルがフィオナに惹かれる過程はそんなにブラッディナイトと変わらなかったけど、それがアルルが今を見て生きているということの証明になるのかなって思いました。

 

過去の恋人と重ねないように冷たく接していたつもりだったけど、フィオナの人柄に惹かれて優しく接していたというのがBNよりわかりやすかったです。

 

でも…そうですね、確かに狼種を残そうと思うならわざわざこちらから仕掛けなくても隠れ住んでいれば良かったんですよね。

なのに狼種が生き残ることよりも結局は自分の復讐を選んだわけで。

その矛盾こそがアルルの真意だったんだろうなーっとシーン名見て思いました。

 

最後のメヨーヨとアルルの一騎打ちは、2人がフィオナをどう見てるのかよく分かるシーンでした。今を生きてるか、過去に生きてるかっていう。メヨーヨがエルヴィラの名前呟いたの見てなんか苦しくなりました;;

楽になれればいいんだけど…オージェが生きてる限りそれも許されないでしょ。

 

goodは自分で最後の犠牲にするつもりだったのに、死に際に生きたいと思ってしまった自分を生き汚いといいつつ、犠牲にしてきた人のため、フィオナと一緒に狼と人との共存に尽力する…といったエンドでした。好き。

 

Badは…オージェも狂ってフィオナも正気を失い、また生き残ったアルルも正気を無くしてて最後はそのアルルに食い殺されるという、うん…。

 

 

 

◆True end

結局ゾディバで死なない狼種が生きてる意味とは何だったんだろうっていうエンド。

 

結論から言うと、決戦後メヨオジェが隠蔽していた真実が明らかになって、狼種は害獣どころかむしろゾディバから救ってくれる救世主ということがわかり、「呪われた狼の伝承」と呼ばれていた狼種の話も「黒い狼の伝説」として語り継がれていくことになったっていう…手の平返しな結末でした。両方ともルビはブラックウルヴスサーガ。

 

ブラッディナイトではこの隠蔽されていた真実を語り継いでいこうって感じだったのでこれ最後にして良かったなって感じでした…狼種のおかげで他国からの侵略を心配する必要もなくなったので、今や英雄扱いですよ。

20年経ったことで成長もしてました。フィオナ嬢がギランのあしらい方上手くなってて笑ったwww

 

 

◆ギラン

ラストホープでもギラン様可愛かったです!特にあのアルルに駄々こねて、こっぴどく叱られて仲直りに自分のお気に入りあげるところとか、もう可愛すぎました。根本的なところで何で怒られたのかわかってないところも。ナデナデしたい!!

ユリアンとギランのキャラソンで「限りなく透明に近い黒」ってあるんだけど、確かにタイトル通りの共通点ありますね(笑)

 

 

 

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ブラウル、ラストホープも終了ですー!!!楽しかった!!

ラストホープ終わって思ったのが、ラストホープ終わった後にブラッディナイトは気持ち的な問題で出来ないな、でした(笑)

特に狼種に感情移入しすぎると無理ですね。猫種も好きなんだけど別問題…。

 

ラストホープはキャラの心情を掘り下げた話になってたので、ブラッディナイトで理解できなかった部分も理解できて良かったなーっと思いました。※一部キャラ除く

どちらもプレイすることでブラウルという世界を知れると思うので一本にまとまってくれて良かったな。

 

あとはまとめて全体感想で書こうと思います。

 

 

お疲れさまでした!

 

 

 

 

 

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