WOWOW制作「連続ドラマW」にて2016年から放送されている吉田羊さん主演のテレビドラマシリーズです。

そして、このドラマは、アメリカのテレビドラマシリーズ「コールドケース 迷宮事件簿」のリメイク作品です。

WOWOW制作の「コールドケース」は、現在までにシーズン1からシーズン3までが放送されており、「コールドケース3 〜真実の扉〜」は、2020年12月5日から2021年2月13日まで全10話での放送てました。

ちなみに、あたしはWOWOWには加入してはおりません。

でも、TSUTAYA TVでも観ることは可能だったので、今回ポイントを使って「#6」だけ観ることにしました。

何故「#6」だけかと言いますと、まぁ単に、赤楚衛二さんが出演しているからです。




大学のキャンパスの壁に「平山陽介はレイプ犯!」という落書きがあり、神奈川県警捜査一課 石川百合警部(吉田羊さん)と高木信次郎巡査部長(永山絢斗さん)が現場に向かう。すると、掲示板4枚に渡り、大きな真っ赤な文字の落書きが。

25年前、当時大学生だった平山陽介(赤楚衛二さん)が何者かに刺されて亡くなった。しかし、容疑者も動機もわからずじまいで、事件はお蔵入りになっていたのだが、この落書きにより、事件は25年ぶりに動き出すことになる。



ってことで、平山陽介の被害に遭った女性がぞろぞろ。

安達感の全くない、というか、真逆の方向にいるであろう平山陽介を赤楚衛二さんが演じています。

あーっ、たぶん、こんな感じのヤツ結構いるんだろうな、事件化してないだけで。

実家金持ちで全く苦労なく生きてきて、ヤバいことはたぶん親が揉み消してくれてたのか、って思えるようなヤなヤツ。

公にはニコニコして人当たりもよく、イケメンだからみんなにちやほやされるけど、裏の顔は自分勝手、ご都合主義のレイプ犯。

自分のしていることは罪に問われない、罪に問うことが難しいだろうとわかってやっている確信犯。

赤楚衛二さんは憑依型の俳優さんなので、この役を演じるのはちょっと辛かっただろうな、と思えるほどヤなヤツ。

赤楚衛二さん上手いですね。

表の顔の爽やかさは勿論、チャラさも強引さも自然です。

被害者の女性たちに囲まれた時の情けなさ、女性たちがいなくなってからの反省のなさ、リアルに、あんなヤツぶっ飛ばしたいわ、と、ちゃんと思わせてます。

なお、放送開始約1分半程で平山陽介、刺殺死体になってます。



「#6」には「壁の女たちへ」という副題がついています。

これは、平山陽介の被害に遭って自殺した奈良崎花苗の日記の最後に書かれていた言葉。

この言葉をヒントに、石川がキャンパスの女子トイレの壁の鏡を外すと、その下には25年前に書かれた被害女性たちの言葉が残っていて…。

そして、「壁の女」である被害に遭った女性たちが事情聴取を受ける際に思い出す過去の話。

そこから、平山陽介の人でなし像と、意外な犯人が割り出されます。



刑事もの、結構好き。

なので、あたしはこのドラマ面白いな、と思いました。


TSUTAYA TVでは、シーズン1とシーズン2は見放題なので、見放題のうちに観ておこうかな、と。



えーと。

赤楚衛二さんの安達感が好きな方にはオススメいたしません。

とにかく安達とは真逆なので。