Season9も井之頭五郎(松重豊さん)の素晴らしい食べっぷりが気持ち良く、毎週楽しみで観ておりましたが、9月24日(金)の放送で最終回を迎えました。

(棲息地、テレ東は映りませんので、TVerの配信での視聴です)



最終回は神奈川県伊勢佐木長者町「レストラントルーヴィル」さん。


…の前に、五郎は商談で寄ったお米屋さん(「伊藤米店」さん)で売っているおむすびが気になって仕方ないようで。

お米屋さんで売っているのは「塩むすび」と「にんにくおむすび」なのだが、商談中の五郎の目の前でどんどん売れていく。


っていうか、絶対に美味いでしょ、確実に美味いでしょ、それは。

お米の専門家、お米屋さんが作るおむすびなんだもの。

五郎さんぢゃないけど、あたしも「にんにくおむすび」が買いたいわぁ。

めちゃくちゃ美味そうぢゃん。


そして、商談が終わって「にんにくおむすび」を買おうとした五郎の目に飛び込んできたのは「本日分完売御礼」の文字。

「にんにくおむすび」が買えなかった空腹の五郎は店を探す。


ここで原作者の久住昌之さんが何気に道で写真を撮っていますww


自分の腹は今日は何腹なんだ、と街中を歩き回る五郎。

「レストラントルーヴィル」の看板が目に入る。

横浜といえば洋食もあり、と店内に入ると「いらっしゃいませ、ようやく入ってくださいましたね」と店の奥さん(市毛良枝さん)から出迎えられる。

どうやら店の外で散々悩んでいた姿を見られていたようだ。

奥の席に案内された五郎は、いつものように自分が食べたいものを探してメニューを見ながら、頭の中で注文を何にするか組み立てていく。


五郎曰く「町イタリアンに町洋食が混じったような、俺の胃袋の痒いところに手が届くようなメニュー構成」


そして、「本日はこれだ!」と注文したのが「ランチのA(ハンバーグステーキ チーズのせ・かきたま汁・ライス)」と「牛ヒレの生姜焼き」だ。


五郎曰く「ここはファミレスではない。由緒正しい『ファミリーレストラン』だ」


運ばれて来た「ハンバーグステーキ チーズのせ」を一口食べ、「おーっ、美味い‼︎ド直球の洋食」と褒め、黙々と食べていく。

「牛ヒレの生姜焼き」には「うわぁ、大当たり」

だが、ここまで食べて「まだ入るぞ」と追加注文。

「ナポリタン」と「チキンのシャリアピン」の2品だ。


五郎曰く「ファミリーレストラン、その言葉にはお店の家族と客の家族の深ーい暖かみが込められていたんだなぁ」


「1人で来てもその温度が居心地良く、美味しく食べさせてくれた」と見事に平らげた。

食後のホットコーヒーを味わいながら「ゆったり、ゆったり心穏やかに、こういう時間大事にしなきゃ今は特に」と寛ぐ五郎。


ありがとうございました、今回も大変美味しそうでした。



井之頭五郎を演じる松重豊さんは食べ方が綺麗だ。

ただ綺麗な食べ方ではなく、豪快にバクバクと美味しそうに食べる。

それが、いかにもビジネスマンがお腹を空かせて食べている感がよく出ている。

そして、よーく噛んで食べていらっしゃる。

「孤独のグルメ」の撮影は1話につき2日かけて撮影され、1日はドラマパートの撮影でもう1日はグルメパートの撮影だそうだ。

松重豊さんは、グルメパート撮影日の前夜から食事を抜いて撮影に臨むそうで、それは「その日初めての食事を取った五郎の表情」を演出するためらしいが、松重豊さんが見事にその表情を表現されていることが、シリーズが長く続く理由のひとつでもあるのだろう。



このコロナ禍で撮影はかなり大変だったであろうと思う。

だが、Season10の制作も是非お願いしたいな、と思うとともに、毎回3〜4人前を平らげる松重豊さんの健康面を心配してしまうあたしでもある。

松重豊さん、現在58歳である。

Season10の制作があれば、その頃には59歳になっているだろう。

若い頃ならいざ知らず、年齢が上がって来ているので、あれだけの食事の量を食べるのがキツくないのだろうか、と。

どうかお身体は大事にして欲しい。

かと言って、井之頭五郎を演じるのは松重豊さんしか思い浮かばないのも事実である。

なので、無理せず、年1回の特番でも何でも、井之頭五郎として姿を見せていただけたら、と。



なお、「孤独のグルメSeason9」のHPによれば、「レストラントルーヴィル」さん、現在長期のお休み中とのこと。