2020年の1月4日にフジテレビ系列で前編、同年1月5日に後編が放送されたドラマです。


主演は木村拓哉さん。

今まで「何を演じてもキムタク」と言われていたイメージを覆した作品になっています。



神奈川県警察学校の初任科短期課程第198期、教官の植松貞行(筧利夫さん)が体調を崩し入院したことにより、代理としてやって来た風間公親(木村拓哉さん)という初老の男性教官。

白髪交じり、右目が義眼である風間は、「警察学校は、警察官として適正のない者をふるいにかける場」という信念を持ち、適性のない者には容赦なく「退校届」の用紙を突きつける。

風間教場の訓練生たちは、冷徹な風間に企てを見抜かれ、1人、また1人と警察学校を去る。

だが、それは県警の捜査一課で自分と組んでいた遠野章宏(北村匠海さん)が不審人物に声をかけて背後から襲われ千枚通しで首元を刺され、自分も右目を刺され失ったことに起因する。



そして、風間に罪を見抜かれて警察学校を辞めていく者たち。

……なんだけど。

いや、あいつら、素人目で見ても退校処分だけぢゃダメでしょ。

はっきり言って犯罪者。

親が迎えに来る、ぢゃなくて、そのまま逮捕でしょ、普通だったら。



平田和道(林遣都さん)

 寮のトイレの塩素系洗剤を盗む。同期の宮坂定(工藤阿須加さん)が捨てた硫黄成分入りの入浴剤と盗んだ塩素系洗剤を用いて、騙して監禁した宮坂定を道連れに硫化水素自殺を図ろうとする。

 しかし、事前にこの企てに気づいた風間教官が洗剤の中身を水にすり替えたため未遂に終わる。

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えーっ、これってまず窃盗罪、あとは監禁罪、殺人未遂罪ですかね?

退校処分で済む問題ではないだろ。



樫村卓実(西畑大吾さん)

 調達屋。持ち込み禁止の物を外部から調達して訓練生たちに売る。同期の日下部准(三浦翔平さん)に正体を見抜かれるが、見逃す見返りとして学科の模擬解答を日下部に渡し、日下部を警察学校内で発生した小火の犯人に仕立て上げようとする。

 その小火は、調達屋としての樫村の協力者である先輩の尾崎賢治巡査(NONSTYLE 石田明さん)が学校敷地内の模擬室で覚醒剤を使用中に起こしたものであり、尾崎のアリバイ作りを依頼された樫村が、尾崎の犯罪を隠すために日下部を犯人に仕立て上げようとした。

 が、全て風間教官に見抜かれる。

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えーと、これは何だ?犯人隠避罪?偽証罪?



南原哲久(井之脇海さん)

 銃器マニア。休暇外出の際に殺傷性を持つ拳銃を密造し、その銃を手入れ中に暴発させて腕を負傷する。

 警察学校内に持ち込んだ密造銃を宮坂定に発見され、宮坂を銃で脅した上、宮坂の警察手帳を奪うことで口止めする。

 が、病院の診断書から風間に全てを見抜かれ、射撃訓練場で風間に密造銃の銃口を向けられ白状し、逮捕され、退校処分を受ける。

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こいつは逮捕されてるけど、先の2人は逮捕されてないのか?だったら、それは問題だと思うが。

こいつは何だ?銃刀法違反?宮坂を脅しているから脅迫罪?



岸川沙織(葵わかなさん)

 同期の楠本しのぶ(大島優子さん)と仲が良く、依存している。差出人不明の手紙を何通も受け取るが、その手紙は楠本が出していたことを知り、楠本が駐車場のパトカーを拭いている時にパレットで挟み、そのまま逃げる。楠本は4時間以上挟まれ、重傷を負う。

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これだって殺人未遂罪ぢゃないのかな。

クラッシュ症候群とかになったらまぢヤバだし。

警察学校を辞めた後、平然とカフェでバイトしている、って信じられないわ。



と、いろいろ細かいところツッコミどころ満載ではあるけど、ドラマとしては面白かった(おい)



この他の出演者として、兄の入院により実家の旅館を継ぐことになり警察学校を退校した枝元佑奈(富田望生さん)、「苦しむ人の側に立つ警察官」を志しているものの、それを隠す都築耀太(味方良介さん)、母親が県警の幹部である菱沼羽津希(川口春奈さん)、警察学校長の四方田秀雄(小日向文世さん)など。


現在、TVerで前編、後編ともに配信中。