父親の心臓病


私の父親は心臓の病気で今ペースメーカーが入っています




私が幼少期からずっと飲食店の店長として

日々忙しく働いていました


お休みは火曜日だけのたった1日です


忙しいんだから儲かっているか?

といえば正反対で

忙しいけれども父も祖母の介護で

家計から仕送りをしていたそうです




時代の不況に煽られて近隣のお店がどんどんと

閉店していきます

賑わいのなくなった時代遅れのモールには

ポツポツとお店が残っているだけです

父が働いていた飲食店はそのうちの1つです



賑わっていた頃は

ガラガラ抽選で現金のの掴み取りをしたり

カラオケ大会をしたりとしていた面影なんてない

モールの中はお客さんもなかなか来ないです



客足は伸びない、原材料があがる

貸店舗だったため家賃は賑わっていた頃と変わらないとなるとお店を続けていけません






    

違うお店をださないか?



違うお店を出すというお話がきました



父は母に相談せずにその案件を受けることにしました

それが今後夫婦仲が壊滅的な状態を招くのですが、、、



新店舗に駆り出された私は手伝うことになりました

不慣れな土地で毎日1時間ほどかけて

通勤します




そんなある日父が目眩がすると言うようになり

私1人でお店の開店作業から仕込みからしておりました



病院へいくと


鬱病

判断されました


20代前半の私1人ではお店を切り盛りなんてする

才能もなければ

素人でしかないのでしぶしぶ

お店を閉店することにしました



今思うとこの時に閉店してよかったのだ

と思います




    

鬱病と向き合いながら
働く父


鬱病にも色々な方がいてると思いますが

比較的軽度だった父は



少しの休養を挟んで働くことを選びました




しばらく働いていたある日の夜

父親は細身の身体しているのですが

あきらかにお腹周りだけ浮腫んでいる!?

脂肪がついたビール腹のようになっていて


夜中もゴホゴホという空咳をしたと思えば

起きてゼーゼーという姿をしているのに

びっくりしました!


「大丈夫!?救急車よぼうか?」

と声をかけると

「救急車なんて大袈裟やから明日病院にいく」

と言うので

絶対病院に行くことを約束しました


次の日





近くの総合病院へ父は行きました

すると父から電話がありました



「緊急入院することになった」



と言われました

先生に言われたことを聞くと

心臓に負担がかかって、お腹に水が溜まってる

と言われたそうです



数日点滴をしてカテーテルで心臓をみました

するとペースメーカーをつけないと

危ないのでペースメーカーの手術日を決めましょうと言われました




働きながらだったため、ペースメーカーの手術は立ち会いできなかったのですが

手術は無事成功しました



しばらく病院での生活をして父は帰宅してきました

しんどいどあろう父は普段と変わらない顔をして元気になふるまいをしました






手術を成功した父も

1度ペースメーカーのバッテリーを交換して

12年元気に生きています



そんな父も今日で71歳です

もっともっと長生きしてください

お誕生日おめでとうございます