早く声が聞きたくて、バスを降りて私は走って家に帰った
事前に電話がくることはわかってはいたけど、半ば諦めてもいた
だけど諦め切れずに、いつも消してるケイタイの音にバイブを付けてすぐにわかるように、手の中に握りしめていた
電話を終えて、忙しさのあまりすっかり交換するのを忘れていたコンタクトをはずした
研修の休み時間の間に調べてみたら、一週間もオーバーしてコンタクトを使っていたみたい
目に冷たい空気をあてるのもつかの間、すぐに寝てしまった
そして起きたら0時近くに
どうせならこのまま朝まで寝たかった
そしたら、夢で会えたんじゃないかって、そう思うから
声を聞けば会いたくなるし、触れたくなる
距離を飛び越えることのできる電話は、逆に私にこの距離を改めてつきつけているように感じて、余計に淋しくなる
布団が温かくなっていたのもありお風呂に行くのも億劫であったが、入ることにした
自分ではそんなに疲れていないと思っていたが、体は正直者である
少しの仮眠のせいで、疲れが体にやってきた
トロトロしながらお風呂に入った
今日はホットミルクでお腹を満たす
明日の朝食べればいいかな
言われたことをしていない悪い私
おやすみわんこそば
と
わおり。