さよならを言うことは



僕らが本当に少し死ぬのは、
自分が「さよなら」を言ったという事実に、身体の真ん中で直面したときだ。


別れを告げたものの重みを、自分自身のこととして実感したとき。


でもだいたいの場合、そこに行きつくまでには、あたりをひとまわりする時間が必要になる。


『村上ラヂオ』村上春樹




社会人1年目の秋に読みました。

当時はさらっと読んでいて。

最近読み返して、やっと、なんとなくわかったというか、少しフに落ちた感じです。



読むことは何回も読んでるんだけど、本当の意味がコトンと胸に落ちる経験って実は少ないですね。