日本語でメッセージを送る

 

みなさんは、毎日、SNSを使いますか?

 

私はスマホを持つようになってから、SNSを使わない日がなくなったような気がします。日本語教育の情報はTwitterやFacebook、友達や家族との連絡はLINE、推し猫や推しアイドルの情報はインスタを使っています。

 

日本語学習者も、日本人が利用したり、投稿したりしているSNSを日本語で使えるようになると、ほしい情報にアクセスしやすくなりますよね。

 

でも、どのSNSを使う練習をすればいいのでしょうか?

そして、どうやって練習をすればいいのでしょうか?

 

 

この記事に書かれていること

  • やっぱりLINE
  • (1)日本語入力に慣れる
  • (2)日本語でLINEを使う
  • (3)Can-doをやってみる
  • クラスでLINEを使うのがNGの場合
  • LINEと同じ見た目で練習したい場合は…

 

 

  やっぱり、LINE

 

総務省情報通信政策研究所令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

(引用)総務省情報通信政策研究所『令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書』p69 より

 

この表によると、LINE(90.3%)がいちばん利用率が高く、次いで、Youtube(85.2%)、Twitter、インスタ(ともに42.3%)の利用率が高くなっています。

 

LINEは、メッセージアプリなので、書き込みでの利用率も高くなっています(50.8%)。ですから、日本で生活をしている(または予定)の日本語学習者は、受信での利用方法はもちろん、書き方も覚えた方が安心ですよね。

 

 

  (1)日本語入力に慣れる

 

① 日本語入力方法の確認

 

個人レッスンの場合は、いっしょに確認します。グループやクラスの場合は、動画を見ながら、クラスメートと協力して確認します。

 

いつも、英語解説のものを利用しているのですが、ほかの言語でいい動画があったら、ぜひコメント欄で教えてください!

 

 

フリック入力のみ確認したい場合は、こちら。

 

 

 

② メモやアプリを使って、入力練習

 

スマホのメモを使って、入力練習をします。

教師が指定した文を入力するのもいいですし、自由に入力を試してみるのもいいと思います。

 

タイピング練習アプリは、たくさんあるので、学習者に合わせて選びましょう。

フリック入力超初心者の私は、「フリックラーニング」というアプリで練習をしています。

 

 

  (2)日本語で、LINEを使う

 

①LINEの使い方を確認する

 

ほとんどの学習者さんは、スマホのメッセージアプリを使ったことがあると思いますので、特に詳しく話す必要はありません。アプリを開いて、どんどん確認してもらいます。

 

 

 

②クラスメートにメッセージを送ってみる

 

クラスメートに日本語でメッセージを送ります。

もらったメッセージに返事を送ります。

 

それから、LINEグループを作ります。

グループチャットも試してみます。

 

香港でよく使われているWhatsAppに比べて、スタンプの種類が多いので、スタンプ合戦になるのですが、スタンプの意味もいっしょに考えてみると、楽しいですね!

 

 

  (3)Can-doをやってみる

日本語入力とLINEに慣れたら、Can-doを与えて、より実践的なメッセージの練習をします。

 

『いろどり生活の日本語 入門』第12課に、誘いの返事を書くというCan-doがあります。

 

いろどり生活の日本語入門第12課

(国際交流基金『いろどり生活の日本語入門』第12課より)

 

クラスメートとLINEでメッセージを送り合うと、その日からすぐに使える日本語を練習することができます。

 

  クラスでLINEを使うのがNGの場合

 

やはり本物のアプリを使って練習するのが、いちばんだと思います。

ですが、セキュリティーの観点から教室内でメッセージアプリの使用が禁止されている場合もあるかもしれません。

 

その場合、いちばん簡単なのは、Google Form を使った練習です。

 

たとえば、上述のいろどり入門第12課の場合、
 

GoogleFormサンプル

 

このようなフォームを使って練習します。

見た目はアプリと違いますが、日本語入力の練習を確実にすることができます。

また、Google Formの[回答]欄を使えば、クラスメートの回答をみんなで確認することもできます。

GoogleFormサンプル

 

クラスで回答を見たい場合は、誰が書いたものか特定できないように、匿名で、メールアドレスの収集もオフにしておくといいと思います。

GoogleFormサンプル

 

 

 

 

LINEと同じ見た目で練習したい場合は…

本物ではなく、見た目がそっくりな”フェイク”画面を作って、練習する方法があります。日本語講師 Hinakoさんのnoteに詳しい方法が紹介されていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

 

 

 

いかがでしょうか?

ひらがな・カタカナを勉強したら、すぐに日本語入力の練習も始めましょう。

そして、クラスメートや周りの日本人とやりとりをしてみるよう勧めてみるのがいいと思います。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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