今私は夫と別居して、もうじき11ヶ月になろうとしています。
正直、夫ともう一度暮らす、という現実が私には理解出来ません。

夫と結婚して仙台で暮らす事になり、その間は比較的
穏やかな幸せを感じる日々でした。
ただ、私が不思議に感じていたのは、夫と一緒にいても
常に彼の関心は、私にない、という気がすることでした。

私は彼と付き合い始めた時から、既に障がいがあったし、
病気でもあったのです。
彼はなぜだか、障がい者団体のボランティアを始めたり
しました。私を理解したいのなら、私に聞けばいいことなのに、
どうしてわざわざ私といる時間を減らすようなことをするのか
私にはわかりませんでした。

たとえばドイツに旅行に一緒に行った時も、
「僕の今回の旅行の目的は、アウトバーンを運転することだ」
とか言ったりしました。私と旅行するだけじゃ楽しくないの?
と私は悲しいようななんとも言えない感じがしました。

そして、横浜に引っ越すことになり、彼は転職しました。
その時期から、彼の関心は「海外へ行く事」が中心になりました。

たとえ、私が熱をだしても、手術をする前、
ものすごく悪い状態の
時でも、そのことが最優先でした。

家族が一番大事で、お互いを思いやれる家庭が作りたい、
と思っていた私は、どうして彼が、そこまでばっさり
私を切り捨てられるのか、まったく理解できなくて、
泣いて訴えたり、諭したり色々始めはしました。
たとえば、これから海外出張へ行くようになるよ、とか
そんな相談も説明もなく、彼の都合で突然色々な出来事が
決められてしまう。

車が欲しいからと買って、
お金がなくなったから、駅から遠い分安いけど不便な所に
引っ越すと言い出したこともありました。
どうしてそんな二人にとって大事なことに
私の選択権が何もないの?結婚している意味があるの?と
思いました。彼の母親に泣いて相談したら、「従うべきだ」
とかえってしかられました。
(しかし、このことは後で本で調べたら経済DVにあたると
わかりました。私は間違ってなかったのです。彼と彼の
家族がおかしかったのです)

実際、生活上も私は困っていました。
私は、病気がすすんで歩けなくなっていたし、
車椅子を使うようになってもいたし、
家の中で食事を自分でとるのもままならない
こともありました。(だから引越なんてとんでもなかったのです)

同じ病気の友人に相談して、ヘルパーさんや訪問看護士を
頼む事を教えてもらったり、それでも生活が回せなくて、
どうして私は、親にも夫にも何もしてもらえないのか?
と、自分の運命を受け入れられませんでした。

なんとかそこを乗り越えたのは、結局膝の手術をしたからです。
それで、だいぶん動けるようになって、生活が楽になりました。

でも、その頃には、私は夫に期待しなくなっていっていました。

一度夫婦でタイ旅行を計画していた時のことです。
私は何年も車椅子だったのが、急に歩けるようになったので、
腰を痛めてしまって、夫に「行けない」と言いました。

彼はどうしたと思いますか?
キャンセル料がもったいない、と一人で行ったのです。
私はわざわざ北海道から友人に来てもらって、面倒を見て
もらいました。

アメリカ赴任の話を夫に持ちかけられた時、
だからもの凄く悩みました。
友人もいない。日本のような公共のサービスも
あるかわからない。
夫に念書を書いてもらいました。
「まずは私のサポートを最優先にすること」

誰も知り合いのいない、日本から20時間もかかる外国で
なら、さすがに彼も私を助けてくれるだろう。
私は何度も駄目だったのに、おばかさんにもそう思っていました。
私ならそうするからです。人として感情があったら、
困っている相手をほおっておけない、と。

だけど、それは最悪な形で裏切られることになりました。