今日は、朝からほとんど眠っていた。食事も排便も介助が必要になってきた。


 寝たきりの患者さんだとヘルパーさんが助けてくれるのであろう。


 しかし、末期病棟でも、私のように、半分は自分で体を動かせる状態だと、看護師が手伝ってくれる。


 二週間看護師さんたちの作業を見ていたが、食事後の歯磨き一つをとってもぎこちない。ただし、言葉使いや態度はとても丁寧である。


 私は最近知り合いの高齢者が孤独死した事もあって、訪問介護の人手不足が原因かと思っていた。しかし実態は違った。お金を出せば、誰でも充分なサービスを受けられるのだった。施設介護も含めて、大手介護会社のビジネスが確立している。


 その知り合いは、お金がなかった。自己責任と言われるかもしれない。しかし、私も含めて一般のかたは、そんなにお金は無いのである。家族の世話や介護認定を受けられたとしても、経済的にも労働的にも大変な事には変わらない。


 私の母は、障害者一級を受給していたので助かったが、障害者手当をもらうと介護認定は受けられなくなると聞いた。当たり前だが、制度というものは、現実的なものである。


 私のように、医療費で入院治療を進めらる人は、経済的にも家族的にも有利である。しかし、ホスピス等と違って、一般の末期病棟では、退院期限があるので、いずれは退院しなければならない。


 この病棟は期限は最大1年と聞き、一人で笑ってしまった😆 そんなに生きられたら充分ではないか😂 これは開きなおりではない。言いたかったのは、お金よりも、体の心配をすべきだということだった。😆