このブログを書き始めたのは、夜中3時半過ぎだった。


私は、夜中3時頃目が覚めて、銀行振り込みの用事があったので、忘れないように、パソコンでインターネットバンキングで振り込みの手続きを行っていた。普段なら簡単な作業なのだが、視力が落ちて、集中力も無くなってきた今は、結構骨の折れる作業である。振り込み額や振り込み先を間違えないように慎重に何度も確認した。


30分も掛かっただろうか、ようやく振り込みを終えたころ、便意を催してきた。これは、予定していたタイミングである。下剤を飲み、排便を翌朝気持ちよく迎えられ

るようにしていたからだ。予定より少し早かったが、来ないより全然良い。


ナースコールボタンを押す。1分くらいで看護師さんが来て、手伝ってくれるのは本当に助かる。緩和ケア病棟は、さすがに看護師さんの数が充実している。逆に言うと一般病棟は人手不足で大変だ。


大便が思った量でて、もう一度ナースコールボタンを押す。看護師さんに手伝ってもらいベッドに戻る。


この時、私は咳が出て、呼吸が苦しくなった。看護師さんはすぐにモルヒネ点滴のスピードを上げ、酸素濃度も上げてくれた。


私の症状は、トイレ特に大便をする時、咳込む事が多く大変なのだ。特に便が出ない時に踏ん張るから余計に咳が出やすくなる。便の話を詳しく書くのは、同じような辛い思いをしている患者さんやこれからの患者さんのためである。


踏ん張るのは便が固くなっている時で、早くすっきりしたいから頑張る。だから便を和らげる薬や出るタイミングをコントロールする薬が重要だ


それと、下剤も要注意だ。私はこれまで2回夜中に大便でトイレが間に合わず床に漏らした事がある。一人で行ける状態だったが、急にくることもあるし、下剤が効きすぎる事もある。おむつを履く。床にこぼした便は、その時は自分で掃除したが今は出来ない。おむつ交換をしてもらうしかない。これほど恥ずかしく、情けない。でも仕方ない。


とにかく自分の出来ること、下剤の種類や量や飲む時間を上手く調整していく事だ。


それにしても、たっぷり便が出て良かった。この解放感はお腹だけはないので、尚更だ。酸素濃度を上げたので呼吸も楽になつた。もう一度寝よう。