先週の草バギーで久しぶりに往年の名車、ロッシXX-4を走れるようにして持っていきました。

今年初めての草バギーで結構多くの参加者がありました。

 その会場で久しぶりにMK-JAPANの社長にお会いし、偶然持って行ったロッシXX-4の話になりました。

 XX-4を入手しようと昔、関西のXX-4使いだったOさんから入手予定で、ドライブベルトについて情報問い合わせがあり、この車の最大の弱点でお困りの方もあると思うのでブログで情報公開したいと思います。

 

 XX-4はロッシが初めて作ったオフロード4WDで当時としては斬新な機構を取り入れ、世界戦でも優勝したことのある名車です。

 唯一の欠点はその最大の特徴でもある3ベルト方式のベルトです。

 材質が一般的に使われているベルトと異なり、新品未開封のベルトでも、今ではボロボロに。標準品のまま今動かすと一瞬で終わってしまいます。

 工業用の同サイズのベルトを購入すれば今でも現役で走れます。

ベルトの規格は

フロント、センター共通で L 196ミリ 2ミリピッチ 巾4ミリ

リヤ L 366 3ミリピッチ 巾4ミリ(標準品は4.5ミリですが入手不可)

モノタローで買える品番も社長には直接伝えておきました。

 

 ついでにこの車の特徴をもう少し。

3ベルトにすることで、フロント、センターにモーターがマウントされ、最適重量バランスが図られ、モーターのピニオンかみ合わせ調整が偏心したモーターマウントを回転させ写真の紫色抑えで押さえつけて固定する独特の機構になっています。

センターワンウェイはワンウェイベアリングではなく、自転車のようなギヤーのかみ合わせでカチカチと音がします。

 今では見ることの無くなった左右振り分けバッテリーで最適重量バランスを実現、ロングサスアームと相まって抜群のギャップ走破性を披露していました。

 次期モデルXXX-4が発売され一度生産終了されたのですが、人気が高く数量限定で世界戦バージョンが再販された名車で、写真のものは世界戦バージョンのフルカーボン仕様の車です。

 一つ難点を忘れていました。

 フロントホイルは六角ハブなんですけど12ミリではなく、インチサイズでハブの変更ができません。今ではこのインチサイズ六角ハブホイルも入手不可ですね。リヤは変更できるので今の12ミリが使えます。

 私は今でもこの車が使えるように4WDのフロントをこのインチサイズの六角ハブホイルを標準に使っています。

 いつまでこの車が走れる状態で維持できるかな。