シン・グラスホッパーにはDT-02のギヤーボックスを付けましたが、このギヤボックスにはスリッパーが取り付けられています。

 DT-02、03のスリッパー取り付けについては過去に紹介していますが、かなり前なので、改めて紹介します。以前の写真も引用しますので若干現物と異なる部分もありますがご了承ください。

 

 スリッパーユニットは現在品切れ中ですが、タミヤのDF-03用スリッパーセットを使います。シャフトに付いているギヤーはハンマーでたたけば簡単に外せます。

 外したシャフトに08モジュール19Tのギヤーを付けます。

 写真はノーマルのギヤーを加工して作ったものですが、内径φ5のエンジンカー用ピニオンギヤーが手に入ったのでグラスホッパーにはそちらを使いました。

 タミヤのスチールピニオンでも内径をφ5に加工すれば使用できますが、加工が大変です。

 軸受けはギヤーボックス内の穴をφ8に広げフランジベアリングを打ち込みます、

スリッパー側はホームセンターで購入した内径φ8の大きなワッシャにフランジベアリングをボンドで仮止めします。

ワッシャには2か所ギヤーボックス固定用の3mmタップを開けておきます。

このワッシャプレートをギヤーボックスに固定してスリッパーを組み立てれば出来上がりですが、軸センターを出すためギヤボックス側の穴を少し大きめにして軸が軽く回る位置を探しながら固定します。ベアリングまでの位置をシムで調整してガタの無いようにすればベアリングがずれることはありません。

ギヤーカバーはアソシB4のものを使いましたが、現在では入手不可能なので、

標準のカバーを少し加工して使える方法も紹介しておきます。

スリッパーの厚み分を浮かせるために、2芯ビニール電線を段の部分に瞬間で貼り付けます。

 シャフトが当たるので穴を開け、ホームセンターで入手したナット用ゴムキャップを貼り付けます。

 

 スリッパーを取り付けることで、駆動系の保護とモーター位置が固定でもスパギヤーとピニオンギヤーの組み合わせを変えればギヤー比が変えられ、モーターの選択肢が増えます。

 オフロードにはスリッパーが必須で、現在運用中の車のほとんどに組み付けています。