今回作成したグラスホッパー用のスリッパークラッチは、TT-02用のスリッパーをアレンジして作成しましたが、カウンターギヤー部をDT-03キット標準のピニオンギヤーを加工して作ったアルミ製なので、加工しやすいが耐久性がありません。
そこで、アルミピニオンギヤーの予備部品を取り寄せましたが、DT-02のスリッパー作成時もそうでしたが鉄製のピニオンギヤーしか入手できませんでした。
鉄製は耐久性がある代わりに穴径をφ5に拡大するのが大変です。
ネットでいろいろ探したところ穴径がφ5で32ピッチの鉄製ピニオンギヤーが見つかりました。
エンジンカー用のピニオンギヤーのようです。
不要な歯数のものも入っていますが、加工の手間を考えると安いと思います。
これなら無加工で取り付けられます。
また、写真の右側のものはキット標準のギヤーをカットして内径φ5のパイプを圧入して作ったギヤーです。
空回り防止のために少し長めのイモネジで共締めできるようにしています。
こちらのギヤーを使うのもありかなと思います。
実際、DT-02はプラスチックギヤー、DT-03は鉄製のピニオンギヤーを加工したものを使ってスリッパーを作りましたが、どちらも今のところ不具合は出ていません。
グラスホッパーではギヤーボックスの微調整に苦労したので、3月の草バギーグラスホッパー祭りは現状のままでいきます。
あと、見た目では分かりにくいのですが、今回作ったスリッパーはTT-02用の自作スリッパーをアレンジして作ったものなので、スリッパープレート側のベアリングとスリッパーシャフトの間に金属パイプが入っており、スリッパープレートに圧を加えるスプリングはベアリングに直接接触しておらず、ベアリングに圧力が加わらない構造となっており、回転が重くなりにくくなっています。
一部のネットで紹介されているグラスホッパー用のスリッパーはベアリングごと締め込む構造のように思えましたので、参考まで。