XV-02のデフはリングギヤーが39Tと40Tの2種類が用意されており、前後に違う歯数を付ける事でFFぎみの車等特性を変えられます。

 XV-02ラリーは予想以上の仕上がりで、ふつうのバギー並みの走りをするのでTT-02Bに組み込んでみたくなりました。

 デフはTT-02にも共通で使用できるので、TT-02B等でも使ってFF気味にすると安定感が増すのではと思い組み込もうと思うのですが、現行のTT-02Bはノーマルデフを使っているのですが、40Tのデフはオイル封入式かボールデフしか準備されておらず、デフカップが変わるためドックボーンもユニバーサルシャフトに変更しなければならず、結構費用がかかります。

 デフケースとの勘合やサイズは問題なさそうなので、ノーマルのギヤデフにオイル封入式のリングギヤーを加工して組み込むことにしました。

 左がオイル封入式用のもので、パッキン固定用のリブが付いています。

右がノーマルデフ用で、十字シャフトを押さえるボスが付いています。

 この凸部が無いとデフ内部で十字シャフトがガタつき動作に支障が出るので凸部を移植します。

凸部の位置がずれたり傾くとデフの動きが重くなるので、細心の注意が必要で、組み立てて動きが重い場合は削って調整します。

リングギヤーとベベルギヤーはセットで使うよう指示されていますので同時に交換を忘れないように。また、混在すると間違えるので40T用には白ペンでマーキングしておきます。

 TT-02BとTT-02ラリーの2台ともリア側を40Tに変更してFFぎみの仕様にしました。

 これでハイパワーでも安定感が増すのではないかと期待します。

 前後違う歯数のリングギヤーを使う場合は駆動系に無理がかかるのでセンターデフかスリッパーを組み込むようXV-02の説明書に注意書きがあります、当方の車はどちらもスリッパーを組み込んでいます、組付けた場合のトラブルについては自己責任でお願いします。