まずは最も難題のスリッパークラッチの製作です。

いきなりスリッパー部の完成写真ですが、基本構造はTT-02用のスリッパークラッチをベースにアレンジして、ノーマルのギヤーとほぼ同じ寸法のものが出来ました。

 TT-02スリッパーの作り方はネットで詳しく紹介されているものもありますし、このブログでもTT-02Bで紹介していますので、そちらを参考にしてください。

 変更点はベベルギヤーの代わりに穴をφ5に拡大した08ピッチ17Tピニオン(DT-03のもの)を取り付け、スパギヤーの位置をノーマルギヤーの位置にスペサー等で調整しています。

 軸受けの片側はDT-02と同じようにφ8に穴を拡大して850フランジベアリングを打ち込みます。

 逆側はスプリング部が飛び出しますのでφ8の穴を開け周囲をφ11のテーパーを付け軸がぶれないようにします。

 スパギヤーは48Pで77Tがノーマルギヤーとほぼ同じ直径ですが、ハイパワーモーターを前提に少しでも大きいものにしたいのですが、ケース寸法の関係で79Tが限界でした。

 結局スパが79T、ピニオンを25Tにしました。ギヤー比を計算するとノーマルギヤーでも540ではトルクがありすぎる感じですね。ブラシレスなら13.5か15.5Tぐらいでいいのではと思います、今回の設定では10.5Tにしました。

 寸法がぎりぎりで内部が見えないので、組んではばらし、シム等でギヤーの位置や全長を調整の繰り返しで、完璧な状態ではありませんが、3日ぐらいかかって走れるレベルまで仕上がりました。

 ここで主題以外のダンパー等の写真も写っていますが、同時進行で随時最良の方法を検討してアップデートしています、正式にブログで報告するまでお待ちください。