以前にTT-02のデフの重さを変える方法をグリスの変更で紹介しましたが、グリスを変更しても動きが軽くならないものがありましました。

原因を調査した結果、デフケースとデフカップシャフトの寸法精度が部品のロットによって悪いものがあり、ケース単品ですでに動きが重くなっていました。

 

 

組上がった状態でのチェック方法としては、デフの片側だけにデフカップを付けて動きの重さを確認、次に逆側だけにデフカップを付け替え、重さを確認、明らかに左右の重さが違う場合はデフケースを疑ってください。

ちなみに当方ではリングギヤ側が重いものが予備を含め2個見つかりました。

必ずデフカップは片側のみでチェックしてください、両側にデフカップを付けると反対側の影響を受けて同じ重さになります。また、オプションのユニバ用金属デフカップはノーマルよりさらに重くなりました。

 

 

対応として、デフケースのシャフトの入る穴を丸ヤスリで軽く削り微調整しました。

走りに直接影響する部分なので、一度チェックしてみてはどうでしょうか。

 

昔はT社さんは金型にお金をかけているので他社に比べ部品の精度が良く、組み立て時に部品の擦り合わせ調整の必要が無かったのですが、コストダウンのせいか過去の神話は今は無いようです。

 

ちなみに、サスアームの取り付け部も動きの渋いものがあります。

取り付け部分を少し削って細くして使っています、サスアーム単品で取り付けた時に自重で軽く下がり、スムーズに動くようになっていなければなりません。

 

 

合わせてチェックしてみては。