TT-02系のデフは銀色の結構固いグリスを塗って組み立てますが、グリスの塗る量や塗り方でデフの動きの重さが変わります。

フロントが重いとアンダーステアーに、リアが重いと車は前によく出ますが、コナーで不安定になります。

標準のグリスを使った場合はねらった重さのデフを作るのは至難の業です。

そこで、一度分解して部品を洗浄してグリスを取り除き、改めて別の少し柔らかめのグリスを使って組み立て直しました。



参考ですが、写真の赤色のグリスは手元にあったもので、明石のエンジンバギーメインのショップでおすすめのグリスです。

デフの動きは結構いい感じになった気がします。

ラリーは最初からT社の柔らかい汎用グリスで組み立ててみました、TT-02Bよりさらに軽い動きになりました。

オプションでオイル注入タイプのデフやボールーデフなどデフの効き具合が調整できるものも出ていますが、同時にデフカップとユニバサルシャフトを交換する必要がありますので、結構高くなってしまいます。交換する場合は互換表がメーカから出ていますのでそれぞれに合った部品を間違わないよう準備する必要があります。

TT-02のデフは全てプラスチック部品で出来ています、油の種類によってはプラスチックを劣化させるものもあります。ある程度時間が経たないとどのような影響が出るか判りません、メーカー推奨のグリスから変更する場合は自己責任でお願いします。