母へ

 二月の北陸は雪が降り続き
 厳しい寒さ
 この日だけは、不思議に朝から晴天で
 春の訪れを感じる暖かい日でした

 母が永眠して12年

 病気が発覚したのは亡くなる2ヶ月程前
 入院先の
 主治医から突然に電話をいただき
 もう、、どうすることもできないと
 
 母は最期まで気丈だった
 いつもの勝ち気さでカッコよかった!
 現実を全部、自分の中で処理し
 受けいれていた
 心配いらないと 嗄声が進んだ声で
 逆に励ましてくれた
 私は ただ悲しみにくれ
 母がいなくなる現実を
 受け止められずに
 自分を持て余していただけだった
 もっとできることたくさんあったのに
 
 毎日手紙を書いた 
 母は手紙を肌身離さずパジャマの中に入れ
 抱きしめていたと
 看護師さんが後で教えてくださった
 
 福岡と石川で離れて暮らしていたため
 家族で一緒に食事して
 みんなで転がって寝たいと
 いつも言ってた
  
 友引が重なり告別式は
 2日延期となった
 母の棺をかこみ
 家族全員で 食事をして 
 布団を敷き
 2日間 
 寝食を共に過ごせた
 

 願い 叶ったね!
 
 いつもどんな時も
 私の味方だった強い女性
 ありがとう お母さん

 笑う門には福来る!が口癖だった
 いつもどんな時も 忘れとらんけんね!
 
 母の日によせて 🌷