夫と日本で出会ってから7年、結婚して5年ほど経ちます。最初は恋愛で楽しくても、7年も一緒にいると関係を継続するのにも努力や工夫が必要になってくるのではと思います。

 

もちろん喧嘩もしますし、仲が悪くなることもあれば、一緒にいて楽しかったり、仲が良くなることもあります。大切なパートナーなのは頭で理解していても、傷つけてしまうことも、傷つけられることもあります。

 

最近は、特に一緒に外出した時によく喧嘩するので楽しくない、一緒に外出したくなくなってきているというカップルとして致命的な問題が発生しており、これはまずいということでカップルセラピーを受けることにしました。幸い、保険でカバーされるので$10程度の支払いで済みます。日本の健康保険は素晴らしいとよく人々は言いますが、カウンセリングは保険適用されないので、こういうときアメリカの健康保険で良かったなと思います。

 

中立的な立場で、カップルとしてあまり他人に公言したくないことも守秘義務のあるカウンセラーには話せて、初回でしたが悪くないスタートだったように思います。

 

外出するときに、夫と僕でバーやクラブに行くと、僕は踊ったり飲んだり人を観察したりしているのですが、夫はパートナーとして一緒に踊って欲しい、アイコンタクトをしてほしい、会話して欲しいと思っています。僕からすると一日中一緒にいて話してるから新しく話すことも特にそんなにないし、自由に踊って楽しみたいし、そもそも夫でなくとも人とベタベタしたり愛情表現をするのが苦手です。

 

僕はロマンティックなことというか、ラブラブな感じの言動が苦手で、自分からしませんし、されてもどう反応すればいいかわからず、受け流してしまいます。家族愛や友人愛みたいなものはあって、夫を大切な家族として一緒にいたいと思っていますが、ロマンティックなことを求められると困るというのが本音です。プレゼントとか物質的なものなら分かりやすいので、クリスマスや誕生日は慣れてきましたが、どんな人間でも心理的距離・物理的距離ともに近づきすぎると、ちょっと不快だったりします。

 

カウンセリングしていて、また話題になったのは、外出するときのふるまいと、僕と夫の間で難しいなと感じている「笑顔」です。

 

こういうと変なのですが、夫はよく笑顔を見せます。彼の家族が笑顔を大切にする文化で、家族や友人に対しては常に笑顔で接しようとし、それが当然という考えを持っています。対して、僕は友人や初対面の人、職場の人には、アメリカで生活するための礼儀として笑顔を見せます。しかし家の中にいるときや人に会っていないときも常に笑顔になるのは疲れるので、家では笑えることを見たり聞いたりしたら笑顔を見せますが、そうでなければ真顔です。

 

日本語でいう"真顔"は、英語で RBF, "Resting Bitch Face"といいます。日本語訳すると「休み中の意地悪な顔」。これが彼にとって辛いそうです。僕は目が一重で細目なので、真顔だと余計に怒って見えるらしく、なぜ怒ってるんだろう、どうして僕に優しくしてくれないんだろう、と不安になるそうです。僕の家族は特に無理に笑顔を見せるといったことをする家族ではなかったので、僕も平常にしているだけなのですが。

 

キリスト教の厳格な家族で育った彼の厳しさに僕が疲れることもあります。僕は人生だいたい楽しければいいんじゃないという考えなのに対して、夫は正しい人生を歩まないといけないという考えがあります。たとえばアルコールは週に14杯以上飲んではいけないと思っていて、それを超えると「アル中だから仕方ないよね」みたいな嫌味を吐いてきます。

 

ただ仕事などで疲れている時に僕が不機嫌で、夫に当たってしまうこともあり、そこは十分に自分に非があると思っています。ただ、どうコントールすれば良いのかわかっていません。夫が不機嫌のときは腹が減っていることが多いので、何かスナックをあげれば解決するのですが、僕は不機嫌のときも別に食べたくなく、何か良い方法がないか模索中です。瞑想などトライしましたが、効きませんでした。こんなの効いたよ、というのあれば教えてください。

 

こんな感じに始まったカップルセラピー。うまく二人の仲が修復できて仲良くなることを祈っています。

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