フロリダのホテルでベッドバグ被害 | ニューヨーク COCO KARA Diary

ニューヨーク COCO KARA Diary

ニューヨークに住む COCO KARA です。画家をしています。
日々の暮らしで体験したことや感じたことをお届けします。

COCO KARAです。

 

ディズニー・ワールドのあるオーランド・フロリダに行って来たよ。

 

 

宿泊したホテルはディズニー・ワールドやユニバーサル・スタジオの近くの、湖のほとりのスパ付きリゾートホテル。

 

高級ホテルではないけれど、かといって安宿でもなく、観光やビジネスで訪れた人々が泊まる大型ホテルの一つです。

 

そして私は今回そこでベッドバグに遭ってしまったのだよ。ゲッソリゲッソリゲッソリ

 

ベッドバグ、、、長年のアメリカ暮らし、周囲にはベッドバグの被害にあったという人が何人もいたけれど、なぜか自分には縁がないと思い込んでいた、、ああ単に運が良かっただけなのね。

 

ごめんよ、みんな。みんながベッドバグの愚痴をこぼしていた時、どこか他人事のように聞いてあまり親身になってあげていなかったね。今ならあなた達の気持ちが痛い程わかるよ。。あーん。えーんえーん

 

ベッドバグとは2ミリ程の虫。日本では南京虫と呼ばれたりもして、主にマットレスの中などに生息していています。

明かりを嫌い、人が電気を消して寝静まった頃合いに出てきては人の体を噛んで吸血します。

 

ホテルに泊まって初めて迎えた朝、体の数カ所に赤い斑点があることに気づいた私。この時はまだこれがベッドバグの仕業と気づいておらず、蚊に刺されたのかな?ぐらいに思っていました。

 

しかし日中、赤くなっていたところが痛痒くなってきて、一部は膨らんで来たりして、どう見ても蚊より何か強い虫に刺されたみたい。

 

そして二泊目の朝になってびっくり。パジャマで隠れていなかった体のそこら中に赤い斑点が出ていたのだよ。顔にもだよ。

 

しかもそれがとても痒いの。

 

ホテルのフロントに起こったことを説明し部屋を替えるように言うと、フロントの人は落ち着き払って「インシデント・レポート(Incident Report)を提出することが法律で義務付けられているため、調査者を部屋に向かわせるから部屋で待っていてください」とのこと。

 

「えっあの部屋に戻るの?また刺されるちゃうじゃない」と私。

 

けれどフロントの人はすぐに調査者が行くようにするから待っていてくださいの一点張り。

 

仕方なく部屋に戻って待っていると15分程して、調査者を名乗る男性が来て、幾つかの質問をして来ました。

「この症状が出たのはいつからですか」「このホテルに来る前には無かったですか」等々。

 

要は、ベッドバグの被害にあったのがこのホテルでなのか、それとも他の場所であったのかを知りたがっていたの。

 

一通り質問を終えるとその後調査者の男性は「ではこちらに記入していただけますか?」とインシデント・レポートのアンケート項目に記入するように私に言いました。

 

項目は二つ。一つ目は「あなたは今回の被害について訴訟を起こしますか?」そして二つ目は「あなたは医療のケアが必要ですか」

 

私が記入を終えると調査者は私の腕や顔などベッドバグに刺されて赤い斑点になった箇所と私のIDの写真を撮って帰って行きました。

 

その人が帰った後に思ったけど、あのレポートの写真を撮っておけば良かったな。それと調査者の連絡先も聞いておけば良かった。

 

ともあれ、その後ホテルは私が滞在していた部屋に虫を殺すスプレーをし、私には新たな部屋を用意しました。

 

それからの日中、私は予定していた用事をこなし、でも夕方になる頃には刺されたところが一層膨らんできて、すごく痒いの。たまらず病院に行きました。

 

私は携帯にSiriを入れていて、携帯のボタンを長押ししてSiriを呼び出すと日本語で話しかけられるように設定しています。

 

なので今回もSiriを呼び出して、「この辺りの病院を教えて」と言ったところ、「3件見つかりました」とSiriが応答。全て24時間対応の病院だったので、その中でYelpの評価が一番高かった病院 Orlando Regional Medical Centerに行きました。

 

行き帰りはLyft。Lyftとはタクシーのような車のサービスです。携帯に登録しておくと、携帯でドライバーの情報を見てから呼び出せることが出来、支払いも携帯で出来ます。

 

こういうところ、最近は便利だと思う。携帯を利用したサービスがこんなに発達する以前なら知らない土地で、しかもアメリカで病院を探して車で行くなんてことになったら大騒ぎだったけど、今は携帯で3分だもんね。

 

下の写真はLiftで病院に行く途中のフロリダの景色。

 

 

ところで今回私が行ったOrlando Regional Medical Centerという病院は、受付から、助手から、お医者さんからみんないい人ばっかりでした。

 

もしもディズニー・ワールドを訪れて病気やケガにあったらこの病院すっごくお勧め。アメリカの救急病院だと急に行ったら何時間も待たされることもあるのに、ここは3分ぐらいですぐに診てくれたよ。

 

お医者さんは私を一目診るなり、虫に刺されたために起こったアレルギー反応とわかったみたい。虫に刺されて醜く腫れ上がった手に素手で握手してくれて「Nice too meet you」なんて優しく言うもんだから、なんだかそれまでホテルの冷たい対応にあってきた私は気持ちの張りが抜けて、とろけそうになっちゃった。

 

その病院で診断書(ベッドバグによる症状を書いてもらいました)と掛かった費用を証明する領収書をゲット。これは今のところ症状が安定しているけれどもっとひどくなった時のための保険のようなもの。

 

その後ホテルに電話して、「後で治療に掛かった費用と病院へ行った際に掛かった交通費を請求します」と言い、ホテル側も了承しました。

 

後で検索してわかったのだけど、ベッドバグにあったら重用なことは以下の3つだそうです。

 

1.まずマットレスの下などを引っ繰り返してベッドバグそのものを捕獲するか写真を撮る。

2.インシデント・レポートのコピーをもらうか写真を撮る。

3.自分の体の症状の出たところを証拠写真に撮る。

 

上の1から3をして出来るだけ証拠を取っておくと訴訟になった時に有利だそう。だってどんなアレルギー反応起こすかわからないでしょ?人によっては刺されてから1っカ月近くも痒みが続いて仕事にならない人もいるくらいなんだよ。

 

そしてアメリカのホテルでベッドバグの被害にあいたくなかったら、まず部屋に入った時にすぐベッドやソファを引っ繰り返して虫がいないか確かめると良いそうです。これも後で知ったのよね。えーん ううっ。。。

 

ではまた後程!お願い

 

Orlando Regional Medical Centerの情報は以下の通りです。

52 W Underwood St
Orlando, FL 32806

(321) 841-5111

https://www.orlandohealth.com/facilities/orlando-regional-medical-center