今回は、大阪市の大正区にあるなみはや大橋とその風景をお届けします(撮影:2016年10月)。

まずは、橋の風景をご覧ください。

 

いつみてもエグい勾配&高さです(^^;;)。

一時期鳥取県の方にある「ベタ踏み坂」が話題になってましたが、この橋はそのベタ踏み坂を越える勾配となっています。

また、高さもとんでもないことになっていますが、これは大型の貨物船を通すためだとのこと。徒歩での通行にはそれなりの覚悟が必要です。

 

橋の入り口はこんな感じです。坂の途中に怪しく広がったスペースがありますが、ここには料金所があったそうです。現在は安心の無料道路となっています。

 

歩行者の入り口はこちらからどうぞ。奥の看板の通り自転車でも通行できますが、坂がきついため、立ちこぎでの通過は非常にしんどいです。看板にしたがって、歩いて渡りましょう。

 

橋の頂上まで向かいます。真夏日にこの坂が現れたら、普通に失神しそう...。

 

だんだん標高が高くなると、大阪の港湾地区を代表する巨大な橋がどんどん見えてきます。

まず遠くに見える橋は、木津川大橋。この橋も中々の巨大橋ですが、歩行者も通行できます。

 

この画像には、千本松大橋が写っていますが...見えますか?

完全に「ミッケ」状態ですが(^^;;)、目印は3周にも及ぶループを描いた道路です。この橋も貨物船往来のために巨大橋として建設する必要がありましたが、周りは工場や住宅がひしめきあい、なみはや大橋のようなスロープ上の道路は作れません。そこで、このように道路をループ上にして無理矢理高さを増しているものと思います。そんな特徴的な形から、眼鏡橋といわれることも多いそう。

この橋も歩行者が通れますが、普通に地獄です...。

 

こちらは千歳橋。青いトラスが美しいです。

ところで、木津川大橋・千本松大橋・千歳橋はどの橋も標高が非常に高く、歩行者が日常的に橋を越えるのはかなり大変です。そこで大阪市が道路サービスと運営している『渡し船』の出番となります。

これら3つの橋の下には、歩行者・自転車専用の無料の船が運航されており、大阪市民に限らず誰でも利用することが出来ます。渡し船の話はまた別の機会にお話しできればと思います。

 

さて、いよいよ橋の頂上です...!この当時私は中学生でしたが、橋を登り切るだけで10分近くかかってしまいました。ですが、この写真にも写っている通り、歩行者の数は意外にもかなり多かったです(当時)。私的には、転属先の通勤ルートにこの橋があると分かった瞬間絶望しかありません...。

一応、この橋を通るバス路線も1時間当たり1本~2本運転されているので、橋の高さに絶望した場合はバスに逃げることも出来ます。

 

 

 

なみはや大橋頂上からの風景を3枚連続でご覧頂きました。

1枚目の遠くに写るビル群は、梅田のビル群です。撮影日から既に8年以上経過していますので、現在はもっとたくさんのビルが見えていることでしょう。

2枚目は大正区エリアのビル群&京セラドームでございます。こちらは新しいビルが建ったという話も聞こえてきていないので、そのままの景色が残っていると思います。

3枚目は堺の工業地区です。夜に来てみると、梅田エリアと合わせてきれいな夜景が楽しめそうです...!

 

最後は、IKEAの連絡バスでお別れです。

2016年当時は『北港観光バス』が運営主体(写真でも北港観光バスの文字が確認できます)で運賃も無料だったこのバスは、現在は『大阪シティバス』が運営主体の有料バスに変わりました。橋のすぐ横にIKEAがありますので、大阪駅からこの橋までのアクセスで最も便利なのは、今も昔も変わらずこのバスなのかもしれません。

 

なみはや大橋、機会があれば再訪して、梅田エリアの変わり具合を比較したいものです。

それでは、また次回お会いしましょう!