有馬記念2020 各馬評価
・ フィエールマン ◎
天皇賞・秋はやっぱり強かった。展開向いていたアーモンドに全然レースになっていないレース内容でも、かなり追い詰めていた。
この中では能力1位だと考えている
・バビット ▲
個人的には、能力上位2頭の次に買いたい馬。
中山2500は走ったことはないが、スタミナがあり、暮れの有馬記念は合うと思っている。その根拠は、ラジオNIKKEI賞の内容から、時計がかかっている上に逃げて1000メートル59.6と決して遅くはないペースで逃げた。それでも2着のパンサラッサにぶっちぎっていたため、相当の体力パワーを持っていると見ている。パンサラッサも決して弱くはない。オクトーバーでは1000メートル59.1とハイペースの中、相手もテリトーリアルと弱くはない相手で、いい内容だった。それでもバビットはラジオNIKKEI賞で圧勝していたので、素晴らしい内容。セントライトも展開向いたとはいえ、時計もかかっていたのでこういう馬場が合うと再認識できた。菊花賞は、スタミナかつスローになりやすいため瞬発力が必要となると、考えているので確実に合わないと自信を持っていた。
また、先行力も魅力的でスタミナがあるので、展開が向いてしまえば後ろの馬の追い上げも難しくなってくると見ている。
キセキがいることで、前走みたいに大逃げされてしまうと少し厳しいので、ほんとにキセキ次第になってくる。
・クロノジェネシス 〇
天皇・秋では内容としては、フィエールマンに劣るが、アーモンドをあれだけ追い詰めたので強かった。大阪杯で、ライラックに負けたが、成長力で大幅に逆転していると考えている。
・サラキア △
エリ女の内容はかなり良かった。前半は59.3と、この時の馬場を考えれば若干速いくらいだろう。1000メートルを超えてからは、ペースが緩み早めに仕掛けたラッキーライラックに展開が向いた。仕掛け遅れたサラキアはさらに大外を回してしまったが、ライラックをあれだけ追い詰めたことに変わりはない。ライラックよりも強い競馬をしていたと考えている。
・ラッキーライラック ×
クロノジェネシスとは、成長力で力が下になったと見ている。サラキアより展開が向いたが、サラキアとの差はそれほどない。
オークスを見る限り、2500は不安が残る。
・カレンブーケドール 抑
この馬はオークスではクロノジェネシスに勝っていたが、それは高速馬場による差と見ていい。その後の秋華賞、京都記念と時計のかかる馬場では負けている。暮れの中山は高速馬場にはならないのでクロノに逆転は厳しい。大阪杯よりも前にクロノに完敗してるので、ライラックより能力はかなり劣るとと見ている。
・キセキ 消
正直、この馬は強いだか弱いんだかよく分からない。ただ、2018年のJCはアーモンドに破れたものの、強かった。2018年はあの激走の後の有馬。去年は海外帰りの有馬。もしかしたら、2つともコンディションが安定していなかった可能性がある。
だが今回も秋g1、3戦目でお釣りはあまり残っていないだろうから、厳しいかもしれない。
・ワールドプレミア 消
去年展開向いたとはいえ、サートゥルナーリアと0.1差の3着に食いこんだ。だが、今年は状態が良くなく、ジャパンカップが今年初出走となった。2戦目とはいえ、コンディション面では去年の状態にはなく、去年ほどの力は発揮できないと見ている。展開も去年みたいなハイペースにはならないだろう。
・ペルシアンナイト 抑
札幌記念はノームコア、ラッキーライラック相手に強い内容だった。能力面では多少ノームコアに劣るくらい。やはりこの馬は平坦を得意としているため、中山は厳しいと考えている。ただ皐月賞は走れているので、全く合わないとは思わない。また、後方からの競馬になるので去年みたいに後ろに展開が向かないと厳しい。ただ能力はあると思うので、抑えまで。
・ラヴズオンリーユー 消
エリ女はこの馬が1番勝たなきゃ行けない位置、展開だったと見ている。ライラックやサラキアに勝てないのは多少差があったと考えている。エリ女は高速馬場、中距離と条件は揃っていたはず。有馬は高速馬場にならないことから、この馬の能力は発揮できないと見ている。
・ブラストワンピース 抑
ここ最近は不甲斐ない内容が続いている。
だが、2年前の覇者でもあり、全盛期のレイデオロにも勝っているから能力はある。
近3走はあまり条件が合わなかったのではないか。また同じ舞台での出走で、盛り返してくる可能性は無くはない。
しかし、負けすぎ感は否めないので、押さえまでか
・ミッキースワロー 消
この馬は後方からの競馬でしかできなく、
得意としている中山2200のオールカマーは内容的には良くなかった。
ジャパンカップでは、ほぼ1年ぶりの出走ワールドプレミアと差がなかったため、上積みはない。
・モズベッロ 消
宝塚は2着にかなり離されての3着。
その前の内容見るとミッキースワローに劣るレベルなので、能力的にも厳しい。
さらに秋1戦目と状態は良くなさそう。
・ユーキャンスマイル 消
この馬は実績的にサウスポー。アル共でかなり不甲斐ない競馬をしたので、このレベルになると厳しい。
・オセアグレイト 消
能力的に厳しい。
・オーソリティ 抑
アル共は骨折明けから展開向いたとはいえ、ラストドラフトレベルに勝てたことは評価できる。騎手が川田でおそらく前目につけそうだし、2戦目での上積みはあるかもしれない。だがさすがにフィエールマン、クロノジェネシスレベルにはないので、3着争いまでか。