挑戦 | 城島充の物書き的日常

城島充の物書き的日常

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どんなスポーツでも、

格上の相手とやるのは勇気がいりますが、

それによって得られるものも多いはずです。


今日、京都で行われたボクシング興行でも

関西のホープの一人が、

明らかに格上の前東洋太平洋王者に挑戦しました。



城島充の物書き的日常



陣営は「他に受けてくれるランカーがいなかったから」と苦笑してましたが、

10戦に満たないキャリアのボクサーが拳をまじえるには怖いフィリピン人ボクサーでした。


そして結果は


初回KO負け。


何度かいい場面もありましたが、

左を浴びてぐらいついたあとは

一方的な展開でした。


残酷な結果でしたが、

スポーツの厳しい現実を目の当たりにして

不思議な感慨に襲われました。



城島充の物書き的日常



リングサイドからこうしたドラマを見せてもらえるのは

物書きの特権ですね。


試合のレポートはもちろんですが、

こうしたボクシングという競技、

多くの犠牲をはらってリングの上で戦うボクサー

たちの存在を守る責任を背負っているからこそ、

僕らはこうした権利をいただいているのです。


自らの意志に反して崩れていく肉体を

かろうじてロープで支えたボクサーの姿を

見ながら、

そんなことを思いました。


まあ、いろんな記者クラブに所属する新聞記者たちも

同じなのですが…。