消費者価値観分析モデル 4Cs(フォー・シーズ) 日本人の「あきらめ派」と「苦闘派」は10年で倍 | 特選街情報 NX-Station Blog

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ロイターのコラムにアップされた記事『日本人の「あきらめ派」と「苦闘派」は10年で倍に』 [プレジデント ロイター] (旧URL http://president.jp.reuters.com/article/2011/07/12/E262F256-A7B5-11E0-9750-ED003F99CD51.php)によると、消費者価値観分析モデル4Csを用いて、最近調査が行われた25カ国の中で、日本は「あきらめ派」(既存の価値に執着し、時代の変化に適応できず、社会参加をあきらめている層)の比率が最も多く、「苦闘派」(疎外感やフラストレーションなど社会における苦悩から逃避する層)も第3位であり、さらに、これまでの消費を牽引してきたとも言える「上昇志向派」(社会の中で自分が周りからどう見られているかを重視し、ステイタスを志向する層)と、「成功者」(目標意識と達成への自信をもち、大衆からの分離がモチベーションとなっている層)が、逆に25カ国中最低であることを示した。と書かれていました。

 


NEC特選街情報 NX-Station Blog-日本における価値観セグメント(4Cs)割合の推移

NEC特選街情報 NX-Station Blog-価値観セグメント(4Cs)別構成比 (18~29歳)

 

価値観セグメント(4Cs)別構成比(18~29歳)を見ると、上昇志向派と探検派が半減し「あきらめ派」と「苦闘派」が大きく増えています。増加している率としては少ないですが成功者と改革派が微増しています。若いうちに成功したと感じているのは、現状で十分だからそう感じたのか、本当に成功したのかは気になるところです。

 

ちなみに私の主観ですが、この価値観の人は将来、左寄りが下流、右寄りが上流階層として固定化していく可能性が高いと思われます。

 

つまり、日本は1億総中流と呼ばれた時代は終わり、2極化がますます進んでいくと考えられます。




消費者価値観分析モデル 4Cs(フォー・シーズ)とは、米国ヤング・アンド・ルビカム社が開発した価値観により7つのセグメントに分類するという万国共通の消費者分析モデルである。

 

電通ヤング・アンド・ルビカム社 消費者価値観分析モデル 4Cs
旧URL http://www.dyr.co.jp/bav.html

4Cs自己診断の説明と診断テストへのリンクがあります。4Cs自己診断は40の質問に答えてたなたがどの集団になるかが表示されるようになっています。