電器量販店の年末のマーケティング戦略 | 特選街情報 NX-Station Blog

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ボーナス支給日を過ぎて電気量販店の商品展開、マーケティング戦略はいかがなものかと、電器店の様子とその周辺の様子を観察してきました。今年は例年にも増して低価格商品を前面に出しており、売り場も目立つ位置にお得感のある商品を並べてありました。


私が気になるのは、パソコン売り場です。メインの展示パソコンはネットブック、ミニノートPCといわれるラインナップです。これらの低価格PCたちは単体で売っても売上は微々たるものですからデータ通信カードとのセット販売で利益を出す必要があるため、説明のPOPがたくさん貼ってありました。


じっくりと観て買う人が多く、説明員の説明をしっかり聞くだけでなく、質問したり、自分で比べたりと納得の上で購入する人の比率が高いです。衝動買いの比率はかなり低い感じです。ただ購買意欲はあり、本当に欲しい物は買うという消費行動がありそうです。


現在、電器店に来客する客は、可処分所得の多い客であまり値下がりしていない新製品を物色しているような感じです。携帯電話も発売されたばかりの商品の実物展示を触って買っていました。もちろん、現在の景気情勢から低価格の旧世代の製品の方が数出ています。購入している客層が二極化しているような気がします。店に来ない人たちも入れると三極になるかもしれません。


簡単に言うと、高い商品を買う人、安ければ買う人、買わない人の3つです。これを1ランク上げさせるような魅力的な商品、販売手法が今すぐ必要です。