今回は3Dプリンターではんこを作ります!
正直な所、暫く作らないと「はんこ作りたい」と思ってもやり方が思い出せなくって…数時間無駄にしました。
原因はsvgを用意するのにIllustratorが必要だと思ってた。Inkscapeだった。
用意するもの
●3Dプリンター(&レジン)
●はんこにしたい画像(svg形式)
●モデリングソフト(fusion360とか)
★最重要
画像をsvgに変換するためにInkscape
私はfusion360・Photoshopがあるので、今回はその前提で話をしていくわけですが、fusion360でハンコを作るにはイラストを取り込むためにsvg形式の画像が必要です。
svgが用意出来るなら、イラストを加工するソフトは何でも良いです。
ハンコに使うレジンはゴムライクとかフレキシブル的な柔らかいの推奨だと思うのですが…。
うちには製作時水洗いしか無かったので水洗いです。
個人消費なので一回押したら壊れるくらいでも正直良い!そんな水洗いレジン仕様です。
ちなみに前回作った細かい絵柄のものは、10回程利用して欠けもなく元気に押せていました…が、暫くそのままにして3ヶ月後くらいに見たら、絵柄の一部や枠部分が欠けて使い物にならなくなっていました…。
今回のデザインはEMOJIを使います。
(この時はレッツ絵文字から引っ張ってきたけど、絵文字の処理や著作権考えていくとフリーでモノクロのNoto emojiの方が適任だったかも)
個人的な用途のみなので、何かの公式イラストとかでも良いとは思うのですが…。
最近それ系作ってSNSに上げたら思ったよりRPされてしまい、なんだか凄く微妙な気持ちになってポスト消してしまったので、やっぱり公開するなら自前で用意したいですね!
画像がsvgになるまで
線画は別で変換するのでグレーモードにしています。
夏休みのラジオ体操カードに押せるサイズですね。
1cmだと細い線は出力した際に消え失せるため、
選択→選択範囲を縮小(最低でも4pixelくらい)します。
それが終わったら、ImageChef
で、写真やイラストを線画(塗り絵に)変換を開きます。(無料助かる〜)
絵柄が複雑なものだと(下の🦍とか)思ってたような抽出が出来ません。
詳細設定は画像によっても変わるので、細ペン太ペンの筆圧をいじりつつ良さそうな線画を作ってくださいね。
ハンコは押された際に絵柄が反対になるので…印刷面は反対にした状態でないと押した時に失敗します………。
そして、この作業時にモードをモノクロに変更したほうが良いです。
fusion360で取り込んだ後にアンチエイリアス部分が邪魔で修正に20分くらい取られてました。
モノクロだったらそのあたりが多分飛ばせるので…。
今記事内では単純な絵柄のためグレーモードのまま作業しています。
さて、一番大事なsvgへの変換ですがInkscape(インクスケープ)をDLしましょう。
開くを押してsvgにしたい画像を選択(jpgもpngも開けた)→設定はとくに触らずOKを押すとワークスペースが開きます。
画像を選択し、マルチカラーの欄にいる背景を削除のチェックボックスにチェックを入れて適用ボタン。
画像が少し薄くなると思います。
あとは名前をつけて保存。
スケッチで10mm=1cmと8.5mmの丸を作っておきます。
今回は内枠が欲しいと思ったので。
前1mmで内枠作って欠けてしまったので…
svg挿入、しかし枠に対して大きいってレベルじゃない…ので縮小してハンコに合わせます。
印面の高さは2mmくらいかな?
なんか前に2は高かったかもとか思ったような気がするのですが思い出せないので高さ2mmです。
そして持ち手(反対側に押し出す)は6cmにしようかな。
実際の印鑑はもう少し長いのですが、あまり大きくてもレジンもったいないし…。
えーと、スケッチだとできなかったから…オフセット平面…もっかい作って…
ミラー機能のやり方思い出せないので2個作ろう…。
溝2mmは深い気もするけどまあいいかな〜
私は雰囲気でモデリングをやっている………。
上部がどちらか分かれば凸でも模様でもいいんだけど、プリントするなら溝の方が仮に埋まったりしてもいいかなって。
そんなこんなでデータが出来上がりましたのでいつも通りstlにしてスライスしていきます。
今回は絵文字の5本+遊び用に1本です。
クエストクリアはんこはガシャポンクエスト用に作ったものの、一回り大きかったかな…。
はんこ、めちゃくちゃ押し難いのでやはりゴムのような柔らかい素材が向いてますね。
(稼働4時間/累計約80時間(フィルム交換から約32時間)