ふんそうち と ほうどう | ぬうさんは、のんきがお好き

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  ここ二~三日冬らしい景色が、目の前に広がる。寒冷地なら、しゃれにならないような雪になっているだろうけど、こちらはというと、ごうごう音を立てる風がやんできた後のシンシンシンと降り注ぐボタン雪は、なかなか珍しいもの。

 世間では、人質事件の結末で、持ち切りな輩も多いという。

 彼のやっているところに栄光な眼差しを浴びせかける人も少なくないのだそうだ。

 ぬうは、そうは思わないところが大きい。

 結末は、悲劇を巻き起こしてはしまって、結果的に彼のツイートは広まっていたり、写真集も売れるのだろう。

 彼のツイートの一節に、こんなのがある。

 「目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。それは、祈りに近い。憎むは、人の業にあらず、裁きは、神の領域。-そう教えてくれたのは、アラブの兄弟たちだった。」

 この兄弟たちから、話された元の言葉が、実際はどんなものだったのかは、わからない。
が、計り知れない苦難から溢れてくる言葉が見え隠れしている。

 日本で生活の拠点を置いている彼を含めた私たちと、この兄弟たちがはなしている言葉には、内在している温度に見えないが、とてつもない差があるように思える。

 彼は、報道という立場で、この兄弟たちと向き合ってきたというのだ。どんなに見ようとしてはみても、立場は部外者に違いはない。見ることのできない膨大な時間と歴史を部外者が真に見ることは、できない。その一部を切り取って、伝える。多くも少なくも、それ以外できないのだ。
 
 部外者が荒らしてはいけない その国の内政に、彼は、簡単に踏み込もうとしていたのだ。

 それが兄弟という関係性の者がやることなのだろうか?

 はたして、その悲しみを間近で感じた者が、できることなのだろうか?

 真にどんな思いがうごめいていたのか、想像に難いところだけれどね・・。

 しっかりしたいね。日本人・・・。