息子はADHDの中でも
いわゆる多動ではなくて
ADD(不注意優位型)のほう
小2のときにチェックリストをみて
間違いなくADDであることを確信していたけれど
その時の主治医(転院しました)のつけた診断名は
「自閉症スペクトラムグレ−ゾーン」
でした。小3になって診断名がグレーでは
理解と支援が進まなかったので
「診断名が欲しいです。」
と言ったら
「LD」
になりました。
ご縁があって、今の主治医になり
現在は
「ASD,LD,ADHD」
の3つの診断名がついています。
発達性協調運動障害も
つけようと思えばつくはずです。
息子は、穏やかな性格で、友達も多いので
ASDの可能性はまったく疑ってなかったんだけど
今の医師に丁寧に説明してもらい
その角度でみていくと
”あらまぁ。自閉症だったのね・・・”
息子のこと、
何か違うんじゃないかと思ったときから
発達障害の本とか、たくさん読んだけど
自閉症やアスペルガーの本は
関係ないと思って斜めに読んでた。
医師の助言を受けてから
再び、本を読み返し
自閉っ子に合わせた環境構成を整えていくことで
生活がすごく楽になりました。
主治医に言わせると
「動きが多かったり、集中することが難しいと
ADHDと、すぐに言う人が多いけど
本来のADHDはそれほど多くない。
本来のADHDは
”本人が集中したいと思っているのにどうしても集中できない。”とか
”本人がじっとしていようと思っているのにどうしても身体が動いてしまう。”
だよ。
本人にとって刺激が多い環境で集中できなかったり、
教室を飛び出したりするのは自閉症だよ。」
とのこと。
「特に小学校低学年くらいまでの男子にADHDの診断をして
安易に投薬するのは賛成できない。
仮にADHDだったとしても、
ちゃんとASD可能性を否定できるのか
そこの部分を丁寧に見ていかないと
周りの大人が環境を整えたり、
本人にわかりやすく伝える工夫をしないで
投薬など本人に負担を背負わせる結果になり
どんどん薬が増えて行く。」
というようなことを言っていました。
自分がASDを見過ごしていた親だったので
医師の説明がよーくわかります。
まあ、いずれにしても投薬はなるべくしたくないと思っていたから
ASDと診断されて、『まだやれることがある!』
と、当時、希望がもてました。
ADHDは症状診断なので、症状として現れていて
診断基準を満たすのであれば
誤診ではないのかもしれないけれど
やっぱり薬に助けてもらう前に
人もふくめた環境構成を整えるのが先なんじゃないかと思います。
今日コンサータ18mg1日目です。
薬に慣らすために少量スタートなので
効果がわかりにくいかもですが
とにかく、はじまりました。