図形の名前が覚えられない子どもへの支援。 | 凸凹親子の甘い生活

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中学1年の息子(ASD,ADD,LD)のこと、
保育士の母(自称ADHD)が日々感じたことあれこれ。

この、タイトルで覗いてくださった方は、

心あたりのある子が身近にいるかしら?


図形が覚えられないと言っても

・視覚として形が認識しづらい。
・ワーキングメモリに困難さがある。
(ワーキングメモリの中でも聴覚からか、視覚からか。)

他にもいろいろ原因があると思います。

上にあげた2つのうち、1つの子もいれば、両方が困難な子もいるし。



うちの息子の場合(視覚、聴覚ともにWMが5歳並)



正方形、長方形を例にすると


「長い」「方の形(ほうのかたち)」
「正しい」方の形」


と、区切って図形を見せながら読み上げて伝えた。
(聴覚のワーキングメモリ、視覚のワーキングメモリ、両方へのアプローチ。)

始めは、「長い」「正しい」だけで覚えてもいいかもです。


「正しい」「三角形」
「二等辺(二つの等しい辺)」「三角形」
「平行」「四辺形」

いろいろありますね。

「形」も区切ってもいいかもです。



この、言葉を覚える学習と

図形の形を覚えることを分けつつも

同時進行というか

情報を1つづつ開示し、ステップを踏んで記憶し易くする。



定型発達の子でも、分かり易いと思います。



次の、ステップで、全部単語書かせるのではなく、選択問題にする。

これは、場合によって、テストなどでも学校に配慮をお願いする。

記号で選択できれば、理解している事になりますね~。

算数としては、それくらいでいいと思います。

書けるなら、書ける方がいいですが

正しい漢字で書けなければならないのは、国語の能力です。


LDは同時処理が、苦手なことが多いです。


例えば、読みながら文章を理解するって、とても大変なんです。

文字の読み方を記憶から取り出しながら文章を追っていく。

普通に読めていたとしても、そこに一生懸命で

読みながら理解することや、記憶していく事って

複雑なことなんです。


あと、書くこと、書き写すこと、

息子は出来なくはないけど

疲労度がハンパじゃない。

書かせることを減らすだけで

他の事に取り組んだり

理解できる余力が脳の中にできるみたい。



算数の場合、家では問題をノートに書いてあげてる。

全部やらせると、すごい時間がかかるばかりでなく

計算出来なくなっちゃう。



息子にとっての方法ですが

役に立つ方がいれば幸いです。



ちなみに、検査等いろいろすると

困難さが特定しやすかったりして

どんなアプローチが有効か見つけやすいです。



診断名は、理解を得るため、配慮を得るための

お札みたいなものだと考えています。




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