- 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)/文藝春秋
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元私立探偵、いまは「なんでもやってやろう屋」の成瀬。
知り合いの女性の祖父が亡くなり、それは怪しげな
霊感商法の会社に殺されたらしいので調査をしてほしいと。
そんなある日、成瀬は自殺を図ったさくらを助け、
恋に落ちる。
捜査の行方、そして恋の行方は・・・
歌野作品はずいぶん久々に読んだ気がします。
伏線がかなり複雑に張り巡らされていて、
後で気づいてなるほどと感心。
さらに9割過ぎて明かされる叙述トリックには
してやられた感満載で、敗北感さえ・・・
結構頭は使いますが、面白いです!
知的な刺激がほしい方はぜひ。