- 法月綸太郎の功績 (講談社文庫)/講談社
- ￥720
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雑誌や他の共作本に載った法月綸太郎シリーズを
集めた短編集。
「イコールＹの悲劇」
電話横のメモ帳に残された「＝Ｙ」と書かれた
ダイイングメッセージの意味とは?
「中国蝸牛の謎」
殺人現場は密室で部屋の中のものは全てさかさまに
置かれていた。
なぜ犯人はそんなことをする必要があったのか?
「都市伝説パズル」
友人の家での飲み会の後、忘れ物をしたことに気づき
取りに戻ったが電気は消えていて、友人はもう寝てしまったようだ。
だがカギは開いていた。
起こすのも悪いからと、暗い中忘れ物を取りかえったが、
翌日『電気をつけなくて命拾いしたな』というメッセージが。
そんな都市伝説と瓜二つの事件が発生。
その真相は?
「ＡＢＣＤ包囲網」
ある日、明らかに犯人ではない人物が自首してくる。
自主マニアかとあしらうが、そんな様子でもない。
そんなことが繰り返され・・・
この人物の目的は?
「縊心伝心」
マンションの一室で自殺に偽装された他殺体が発見される。
現場で不審な点は、電気カーペットの向きとスイッチ。
犯人が仕掛けたトリックは?
新本格筆頭の一人ですからね、楽しめます。
古い作品もあるので荒さもありますが十分でしょう。
短編集としても、いろいろなパターンを集めているので
飽きさせません。
軽く読むにはいい一冊だと思います。