- QED 鬼の城伝説 (講談社文庫)/高田 崇史
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おなじみ、QEDシリーズ第9弾。
岡山県のとある旧家。釜が鳴ると主が死ぬという。
その家で釜が鳴り、そして主が死んだ。
その事件を調査してほしいと、フリージャーナリスト小松崎のもとに手紙が届く。
主人公たちはその調査に同行し、さらなる事件に巻き込まれていく。
後から合流した探偵役、桑原崇は話を聴き、いくつか確認すると、
「みなさんは、鬼についてご存知ですか?」と語りだす。
鬼=温羅(うら)の伝説。本当に人々を恐怖に陥れた存在なのか?
大和朝廷との熾烈な戦いの裏に隠された真実は?
桃太郎伝説を交えて、歴史の謎を解いていく。
今回はちゃんと話がリンクしてましたね。面白かったです。
桃太郎の家来がなぜイヌ、サル、キジなのかもちゃんと語ってます。
ちなみに、鬼門=艮=北西の反対の方角だからという説には、
異を唱えた形で語ってますよ。
さて、今回の分かるやつだけコーナー
「ぼくはそんなもの、一切信じてないよ。輪廻転生も、チベットのリンポチェもね。」
「~~長持も一応調べさせてもらっておいてくれ。桂小五郎が隠れてるかもしれないから~~」
「ぼくが見てきたのはケシばかりじゃないぞ。ジギタリスや、ツルドクダミや、ハシリドコロも見た。
特にハシリドコロの成分は、ヒヨスチアミンだ。ロートエキスや水素酸スコポラミンなどの~~」