今日の給食には、ヨーグルトが出る。
今月に入ってからずっと、Yくんはそれを楽しみにしていた。
今月の給食の献立表を見ながら、喜んでいるYくんの様子を何度か見ていた。
が…
その日の日報で、ヨーグルトから他のデザートへの変更のお知らせがあった。
案の定、給食の時間にヨーグルトが他のデザートに変わった様子を見て、Yくんはショックで一気に気分が⤵️
ヨーグルトが食べられない悔しさをブツブツと語り始めた。
「オレずっと楽しみにしてたのに」
(うん、知ってる)
「なんでだよー」
(まあ、いろいろ事情があるんだと思うよ)
「今すぐ、ヨーグルトに変えて」
(そりゃ、無理)
「オレ、校長室に殴り込みにいくわ」
「校長先生に、文句言ってくる」
(校長先生に文句言ったって、何も変わらないぞ)
(文句を言いに行くなら、栄養士さんかな?)
なんだかんだと騒いだが、結局どうにもならないと知っているYくんは、仕方なく給食を食べ始めた。
その日の帰りの会で、Yくんは言った。
「オレ、ヨーグルトが無かったこと、校長先生に文句言ってきたんだよね」
(えっ?本当に行くとは)
そしたら、クラスメイトのNくんがすかさず、
「校長先生、何て言ってた?」
と訊いてきたので、
Yくんは
「笑ってた」
と、答えていた。
校長先生が温厚な方でよかった。