今日は2年生の教室に行ってみた。

その教室では、生活科の授業中。

自分が生まれてから今までの出来事を、おうちの人へのインタビューを交え、写真を貼り、一冊の本にするらしい。

小さい頃の写真は、みんな見て見てーとわたしに見せてきた。

そのなかの一人の女子は、0歳から3歳までの写真を4枚、順番に見せてくれた。

とってもかわいい赤ちゃんと、一緒に写るお母さん。

なかにはお兄ちゃんと3人で写っているものもあった。

その写真を見ていると、よく似た3人の笑顔が眩しかった。

◯◯ちゃん、お母さんにそっくりだね。お兄ちゃんも。

そう言いたかった、本当は。

少しうるっとしてしまったが、そこは堪えなければならない。言っちゃダメだと思った。

なぜなら、

この子のお母さんは、2年前に、亡くなってしまったから。

お母さんは、きっと無念だったろう。

娘や息子の成長を側で見守りたかっただろう。


そんなことを考えていると、◯◯ちゃんは、この写真入らないから、お兄ちゃん切っちゃおーと言って無邪気に笑っていた。

実は、お兄ちゃんは、そのとき以来言葉を失っている状況で、勉強のやる気もほぼないために、特学にいる。

そんな妹を見て、わたしはお兄ちゃんを思い出しながら、プッと吹き出してしまった。


あらら、お兄ちゃん、写真をカットされちゃって、いないことになっちゃったわ。