血管外科手術から目が覚めると、いつも通り、全身麻酔の副作用による吐き気が襲ってきました。

いつもは私の手術に付き添わない夫も、今回ばかりは夫婦喧嘩の甲斐あって、やっと付き添ってくれました。

右鼠蹊部に激しく痛みを感じ、見ると黒いスポンジが埋めてあり、上から透明なシールが貼られ、その先にはチューブと傷口を塞ぐ吸引機が見えます。

あぁ、これが掃除機みたいなものを使うスポンジ療法ね、とぼんやり思いました。

あぁ、でも、これでしばらくしたら退院出来る!と喜んでいたら、思いがけない言葉をドクターから言われました。


当初は退院後、訪問看護師が自宅でスポンジ交換を2週間ほど行う予定でしたが、スポンジ交換を自宅で行うと、やはり動脈を傷つける可能性があり危険です。そのため、次は整形外科手術を行い、傷口を閉じて退院して頂きます、と。


ええ?また手術するの?2日前に手術して、今日また手術して、更にまたもう1回?!これで3回目になるんですけど?!


その後は、入れ替わり立ち替わり、様々なドクターが来ては、それぞれ違うことを言っていきました。


あるドクターは来週の頭に手術します。

違うドクターは、手術ができる状態になるまで数週間入院して貰います。

あるドクターは来週には退院できるでしょう。


その度に一喜一憂する私。振り回されてもう嫌になっちゃう!!

原因はどうも、それぞれの専門性によって3つに分かれているチームドクターのコミュニケーションが、上手くいっていないから、とのことですが。


結局、一体いつ3回目の手術ができるのか、分からないまま時が過ぎます。アメリカでは普通分娩の場合は1泊-2泊、帝王切開でも2泊-3泊で退院なのに、私はかれこれ4日以上も入院しています。2人部屋のルームメイトも次々に退院していく中、自分の症状の重さを実感し、どんどん不安になりました。