$いざぽんの冒険日記


ニュージーランドのラフト免許の習得にはまだ時間がかかると思った僕は、今後の動きを改めて考え直すことにした。
僕の最終的な目標は海外で自分のラフティング会社を作ることだ。
ニュージーランドは自分にとってすごく魅力的な国だが、ラフト免許を取得するのは、またの機会でもいいや!!と思った。
僕には、まだ見ていない川下りができる国が沢山ある。
今シーズンは、原点に戻り海外で起業できそうな川を探し求め、旅に出ようと考えた。
日本の夏はこれまで通り日本の川で運営し、シーズンが終わったら海外へ出向きその国の川でラフティングの運営ができるようにしたい。その方がスタッフも自分も安定した収入を確保できると思うからである。
それに何より、海外という未知の世界で自分の可能性を確かめたい。そして自分をもっと成長させたいからである。

まず、海外でラフティングできる川をリサーチしてみた。海外で自分が今までラフティングした川は、ネパール(カリ・ガンダキ川グレード4+)、ザンビア(ザンベジ川グレード5+)、オーストラリア(タリー川グレード4+)、NZ(ランギタタ川グレード5)、NZ(ショットオーバー川グレード4)、NZ(ワイロア川グレード5)、NZ(カイツナ川グレード5)、フィリピン(カガヤンデオロ川グレード2)である。
まだまだラフティングができる国がたくさんある中で、自分が行ってみたい場所を絞ってみた。
オーストラリアのタスマニアと南米コスタリカとインドネシアのバリ島が候補にあがった。まずタスマニアは手付かずの自然が残っている秘境の島で3箇所ほどラフティングができる川があるそうだ。次にコスタリカは野生動物の天国。世界の80%の種類の鳥がここに生息しているぐらい自然の宝庫。この国でもラフティングは盛んで、ガイドブックのアクティビティーのページにはまず一番にラフティングのことが書いてあるくらい有名だ。最後にバリ島は主に2つの川がり、アユン川グレード2、トラガワジャ川グレード3それぞれたくさんのカンパニーが運営しており、多くの日本人がここでラフティングを経験していると聞いていた。
今シーズンはこの3箇所の国をターゲットに旅に出ようと考えた。
さぁ、どんな冒険がまっているのか楽しみだ。

だけどなんの計画もなしにただ闇雲に旅行しただけでは、ビジネスチャンスは訪れないと思ったので、ある程度は日本にいるうちに情報を調べておこうと思った。
日本にある海外専門の起業コンサルタント会社に電話で相談したりした。
オーストラリアやコスタリカのそれぞれの専門分野の人から直接連絡があり、海外事業について詳しく教えてもらったりもした。
どちらの国も海外で起業するのにさほど難しい規制はないとのこと。あと海外で起業するなら信頼できる現地のパートナーを見つけることだとアドバイスをいただいた。

だけどそんなに簡単に言葉の通じない現地の相棒と信頼できる絆が築けるのだろうか?
そしてどう切り込んで行けば自分にとってアウェイな場所的な海外で起業していくことができるのか、不安な要素は尽きなかった。
僕には、まず現地の川でガイドと話をし、トレーニングさせてもらい、そこから現地のガイドと仲良くなって……。
という切り口でしか頭の中で起業にもっていく方法が考えられなかった。
最初に行く予定である、バリ島の旅行会社(日本人経営)に日本人のガイドのいるラフティング会社はないのかメールで質問してみた。
オーストラリアやニュージーランドには、どこかの会社に日本人のガイドが一人は在籍していたので、日本人観光客の多いバリ島のラフティングなら日本人のガイドが一人ぐらいいてもおかしくないと思ったからだ。
だけど旅行会社からの答えは、NOだった。
「バリ島に日本人のラフトガイドは居ませんが、日本語を話せるガイドはおります」
とのことだった。実際カタコトの日本語を喋れるガイドはいるだろうけど、仕事の話を聞いてもらうとなると少々困難だろうなと思った。
バリ島出発3日前に別のバリ島旅行会社(日本人経営)をネットで見つけた。
ここの会社は、バリ島ラフティングを強く売り出しているように思えた。
なぜなら何10社もあるラフティングカンパニーの各社を日本人スタッフに体験させレポートを自社のホームページに載せていたからだ。
これは、異国の島でアクティブスポーツを体験したいけど、貴重品の管理や安全面に対してなど不安に思っている観光客にとってはすごく親切である。僕にとっても色々情報がわかって助かった。
ここの会社は旅行業務意外にも長期滞在や起業コンサルタントも手がけているのがわかった。
僕にとって、この会社との出会いが今後の動きを大きく変えることになったのだった。

そして2012年12月にバリ島行きを決行した。