$いざぽんの冒険日記

一昨日は、ランギタタの街、ピールフォレストで年に1回行われるパーティーに参加した。
ピルフォレストショップ(Barとコンビニが並列してるピルフォレスト唯一のお店)のオーナーが、料理を振る舞ってくれ、アルコール類も全部ただという嬉しいイベント。街の人ほぼ全員3-40人集まってた。って言ってもそのうち15名くらいはランギタタラフツ関係のメンバー(笑)

スティーブの奥さん(はっちゃん)に、お酒の席で、僕のストレスを聞いてもらった。
「僕は英語が喋れなくてコミュニケーションがとりにくいから、仕事もけっこう大変やわ…」
はっちゃん、「なんか外国人って、働かないイメージあるけどここは全然みんな働くでしょ!! 社長のターソックが凄い働く人やから、みんなも動かざるおえんのやろね」
「去年まで2年間ここでトレーニングしていた(日本人ガイドの子)は、分からないことは、適当に分かったって言わずに分からないって!! ちゃんと言ってたみたいよ。 だからみんなに可愛がられていたみたい。ここのガイド達は、喋れない日本人トレーニングを扱うのも慣れてるから、ちゃんと教えてくれると思うの」

「そっか、僕は適当に分かったふりをしちゃうもんな……」

その子もいざぽんみたいにここで車も買っちゃったり、グレード5を取得するためにすごいガッツで頑張ってたの。でも2シーズンここで頑張ったけどグレード5はもらえなかった。その子はグレード5の川を下れる技術は身についていたけど、お客さんを連れて川を下るところまではできていなかったみたい。スティーブいわく、喋れなくてもいい、お客さんをエスコートしてちゃんとガイドができればグレード5をあげってたよって……」

「だから、いざぽんも頑張って!!」

ワイン片手に少し酔っぱらったはっちゃんが、僕の肩をポンと叩いて、外人さんグループの中に消えていった。

なんか、衝撃で悲観的な気分になった。
たぶん、僕はグレード5を下れる自信はあった。もしかしたら今回でグレード5の免許はもらえるんじゃないかと少し期待感もあった。
スティーブに「僕は今どんな感じかなぁ? グレード5の免許はもらえそうかなー、もしダメなら何が足りないかなぁ……」って正直聞きたいなと思っていた。
ところが、今回のはっちゃんの言葉で、このままじゃ絶対無理や!! グレード5の免許なんて、僕にはとうてい無理だってことに気づかされた。

でも来年には喋れてる自分がいるという確信が全くない。今努力しないと日本に帰った僕に英語の勉強なんてできないかもしれない。

今まで自分は他人に対して積極性がないし、必要がなければ自分から外人さんに話しかけることもなかった。
日本にいる人からはよく、海外にいってたら自然に英語が喋れるようになるって言われてたけど、海外に1年居ても2年居ても英語が喋れるようになるわけではないというのもここに来てよくわかった。
こないだたまたま日本人の旅行者と話をした。その人は学校の先生で、年に2回ほど2~3週間の海外ツアーに行くけど、日本で英語のネットラジオを聞いて、ネイティブ英語の勉強をしているっていってた。僕が「1か月ニュージーにいるけど全然英語が分からない」って言ったら。
「そらそうさ、1年以上クライストチャーチに住んでる日本人をいっぱい見たけど、彼ら全然話せないで」って言ってたのも思い出した。

海外の環境が自然に喋れるようにさせるなんて嘘!! 外人同士が喋ってる言葉なんて、どんだけ耳を傾けて聞いていても僕にはさっぱり分からない(涙)

外人さんがこっちに向けて喋ってくれる言葉は、わりと分かる時がある。だからほんとはもっといっぱい喋りかけないと上達はしない……。
でも、喋りかけても言葉が続かないし、返事が何を言ってるかわからないから、喋りかけられて迷惑なんじゃないかと気を使って喋れない。

ひとり隅っこの方で自分の一番弱い部分(人見知りする自分の性格)を呪った。

もう何倍飲んだんだろう、無料のお酒をチビチビやりながら
でもこのままじゃダメやし、あと数週間、数週間。せっかく来たんやしやれることをやろうと思い始めた。

スティーブは自分も喋れないままに日本でガイドしている。「言葉を喋れなくてもお客さんを川に連れていければいい」っていう意味が僕にはなんとなくわかるような気がした。

とりあえず、日本でやってきたセーフティートークを英語に変換して、それを簡単な言葉でいいからまる覚えしてみよう。
ランギタタラフツでは、前半の川の緩やかなところを下りながらそれぞれのボートでセーフティートークをしている。

だからセーフティートークをジェスチャーも加えながら伝えることができればお客さんを川を連れて行くことができると思った。
どこまでうまくできるか分からないけど、残りの時間までにとりあえず頑張ってみる。

この日はお酒に酔ってちょっと気が強くなった僕は、近くに座っている外人のお姉さんに、「僕は英語がほんの少ししか喋れないけど、お話していいですか?」って言ったらもちろんオッケーしてお話してくれた。案の定3つ4つ会話をしたら続かなくなって、僕がありがとうって言って会話を終わらせたけど、それでも自分自身ちょっと成長した気分で満足した。 

ミッドナイトに差し掛かるころみんなが、それぞれの家に帰り始めた。
僕もリバーロッジに帰る。リバーロッジはランギタタラフツロッジとピルフォレストショップ約10キロ間の途中にある。

でも、リバーロッジに入るための門を見落として、ランギタタラフツまで来てしまった。Uターンをして戻るが、今度はピルフォレストショップに戻って来てしまった。今度はしっかり門を見逃さないように走ったが、またランギタタラフツの看板が見えた。そしてまたピルフォレストショップ→ランギタタラフツそしてまたまたUターンして走っていたが、どうやらとうとう疲れ果てて寝てしまったみたい。通りすがりのドライバーの人に車のドアを開けられ「エクスキューズミー!! $%&‘$#」
なんと道の真ん中で寝てしまっていたようだ。「寝るなら、道の脇に止めて寝ろ!!」みたいなことを言われた。

それで目が覚めて、なんとか帰宅できた(汗)。

翌朝いつものように仕事が始まり、ブロアーと会って話したら彼もかなりグロッキーやったみたい。
スティーブと会うと、「トゥデーモーニング。うちのかみさんトイレで吐いてた。はっちゃん、はっちゃん大丈夫!! 面白いね」って。
というわけで昨日はみんな酔い過ぎの一日やった。