$いざぽんの冒険日記

ニュージーランドでは、NZRという協会があり、そこのレスキュー免許の資格(NZRA)と各川のレベルに応じた技術資格免許をとらないとニュージーランドではラフトガイドができないのである。ちなみにグレード2、グレード3、グレード4.5と、段階別に分かれているのだ。
ニュージーランドのラフト資格は世界的にも認められていて、その免許を持っているだけで、他の国でもラフティングの仕事をもらえるくらい世界的にも認められている。

僕は去年の6月に日本でNZRAの資格がもらえるチャンスがあったので、レスキュー免許の資格だけはすでに取得することができた。
あとはグレード5の資格をとればニュージーランドのどこの川でも仕事ができるわけなのだ。

ただこの資格を取るのは安易ではなさそうだ。このランギタタでも今まで5~60人のガイドがトレーニングに来たけど実際この川でライセンスをもらえたガイドは片手ほどの人数のようだ。

なので僕はこの資格を所得するまで何シーズンか通う覚悟を決めた。もしもこのグレード4.5の資格が取れたあかつきには、ニュージーランドにラフティングの会社を作ることを最終目標にしようと考えている。夏は日本、冬はニュージーランド。こんな世界をまたにかけるような仕事のやり方ができたら最高である♪

そのためには英語が喋れるようになっていないといけない、勉強嫌いな僕にとって実はそれが一番の試練かもしれないので、10年以内には達成したいと考えているのだ。

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今日のランギタタは、いい天気で熱いくらいだった。ニュー白色の川の色、真っ青な空、山の頂上にうっすらとした雪化粧。日本にない景色にさんさんと照りつける日差しがとてもまぶしい。
ニュージーランドは日本の数倍日差しが強いから、顔に陽があたると頬がジリジリする。
昨日雪が降ったというのが嘘のようである。

しかし川の水は超冷たい。でも川に浸からなければ快適だ。今日のツアーは、ラフトボート3艇でたけど、そのうち「ダン」っていうガイドと僕は二人で下ってお客さんが下ってるところの写真撮影だった。
ダンは、スティーブと同じグレード4,5の資格をテストできるアセッサーである。いってみればラフティングの先生である。このふたりがいること自体この川のすごさが想像できる。
そんなダンから川の瀬の名前や下り方の注意点などいろいろ教わった。これから僕がどこまで上達できるか楽しみだ。
川の瀬(白波が立っている激しい場所)にはグレード(激しい基準)がある。
グレードは1~5まであって、ここランギタタにはグレード5の瀬が2ヶ所ある。
そこでなんのトラブルもなしに下れるようになれば一人前ってわけ。でもこの川は日によって水量がしょっちゅう変わるから難しいらしい。水量が多くても波のボリュームがでかくなって難しいし、水量少なくても落差ができて難しいんだって。
今日はミドルウォーターやったから、ボートがひっくり返るほどの難しさは無かった。
でもダンは2日前の自らの失敗を語ってくれた。
2日前は水量が多くしかも雪が降って川の水が超冷たかったせいでダン自身今までにないくらい大変なトラブルに見舞われたらしい……。

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この川のグレード5の激流の二つ目の瀬は、全長300メートルくらいずっと白波が立っている長い瀬なのだ。
この日のダンはその瀬の一発目のフォールでフリップ(ひっくり返る)し、なかなかフリップリカバリーが出来なくて瀬の後半までラフトに捕まってやっとボートに上れたらしい……。
通常はすぐに自分のボートに上り、お客さんを助けるのがガイドの役目だが、その日に限って力が全く出なかったらしい。自分が助かるのがやっとで、動けなくなったのだそうだ。
要はその日の水温が低すぎたのだ。水温が低いと人間の身体の筋肉が硬直してしまう作用がある。
日本で僕らが下ってきた川と違ってニュージーランドの川はそういう心配もしながら下らないとダメなのである。
ラフトの先生であるダンでも「大変な川なんだここは!!」となんどもいっていた……。

今までのラフト人生何度か死ぬ思いはしたことがあるが、ここに来て僕はほんとに死ぬんじゃないかと心配になってきた(泣)
とりあえずライフジャケットを新しい浮力のあるタイプに代えてきた僕は正解だったかもしれない……。

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