12/18 16:00〜 シアタークリエ
Songwriter's SHOWCASE



ご縁をいただき、参加してまいりました。
チュンジュさんの生歌を聴きたいという、趣旨からハズレた欲望からの参加です。

お席にはパンフレットと作品紹介&歌詞が書かれた資料がありました。


日本・韓国・アメリカ・イギリスの4ヶ国のクリエイターを各3チーム選出、新作ミュージカルの楽曲(1曲)を発表する「見本市」
歌手は日韓のミュージカル俳優
とても豪華なキャスト陣ですね爆笑

MCは芳雄さん。
スタートから立て板に水なトーク。
しゃべりすぎて?ビアさんに止められてました(笑)

セットは現在上演中のNEXT TO NORMALのまま。(1日だけの企画ですからね)
演奏もN2Nのバンドの皆様。

日本のクリエイターは1分半、ほか3ヶ国は3分(通訳が入るため)の持ち時間で作品の内容と楽曲を紹介。
その後に1曲披露となる流れでした。

バラエティーに富んでいて、とても興味深かった。
たった1曲だけですが、この作品観てみたいなと思うものもいくつか。


いちばん気になったのは『Pop Art』
絵画のお話らしいのですが、描いた人の話ではなく、『絵』の心情!
ここで披露された『Mystery to Me』(遥海)はモナ・リザが「私のことがわからない、私のことを教えて、ここ(絵)から抜け出したい」と作者のダヴィンチに向けて歌う曲。
芳雄くんが「絵画の気持ちなんて考えたことなかった」なんて言ってたけど、ほんと、そんな発想はなかったから面白いな〜って思いました。
遥海ちゃんのパフォーマンスも伴い、観てみたいなと思いました。


重ためなテーマで楽曲が切なく沁みるなと思ったのは『504:The Musical』の『I'm Okay』
この曲は作曲家が弾き語りで歌ってました。
障害者が市民的自由が法制化されるまでサンフランシスコの政府ビルを占拠し抗議活動をしたという史実をミュージカルにしたそう。

I'm Okayって言うの、大体大丈夫じゃないやつ。

車椅子の弟キースのために抗議活動に参加しているポールはメンタルヘルスの悪化と闘っている。
本当はポールも助けがいるのだけれど「キースは苦しんでいる、僕はキースのためにいる、僕は大丈夫」と自分に言い聞かせている曲。
悲しすぎる。。。


『贋作!フェノメーノ!』は作曲が桑原まこさん。
作品紹介の時、この企画に感謝を述べていたのですが感極まってしまったようでした。そこで芳雄さんが話しかけたら「(紹介時間が)1分半しかないんで」とピシャリ。
「5秒使ってすみません」と謝る芳雄さん(笑)
楽曲『アンナの手紙』はフェノメーノの贋作を描いたアンナ(田村芽実)とアンナの先生クラウディア(霧矢大夢)のデュエット。
アンナの決意を力強く歌うめいめいが格好良かったです。

歌い終わって、めいめいが「ぜひ上演したい爆笑、、、いやでも私がやれるとはかぎらないショボーン、、、」みたいな事言っていて、芳雄さんに「なんでいきなりネガティブ(笑)」やりたいって言っておけみたいな事言われためいめいでした。


『Picasso』は芸術家ピカソに羨望と嫉妬心を抱くAの話とのこと。
鉄板な感じですね!!
ドラマチックに違いない。
『Echo』はA(井上芳雄)の心情の曲。
芳雄さん司会だけかと思っていたよ。


最後に披露されたのは『The Miracle Boy』
クリスマスがモチーフのヒューマンドラマとのこと。
『I Wish You a Merry Christmas』は画家になる夢を思い出し、新しい人生を描くようになったクリス(イ・チュンジュ)の歌。
キャロル風のメロディー、歌詞もとてもキラキラしてる。
良い歌だなぁ照れ

歌の前に作曲家から「みんなで歌って欲しい」とのリクエストが。
聴いたことない曲を歌えとは??!
そのフレーズを作曲家が歌ってから、はい歌ってと1回。
2フレーズ、メロディーは同じじゃない。
これだけで歌えとはハードルが高すぎはしませんか笑い泣き
「最後にこんな難関が待っているとは思いませんでしたね(笑)」と芳雄さん。
まったくだ(笑)

曲の最後に雪を模した紙吹雪が降りてきてクリスマス感。
ここだけ演出あって「イ・チュンジュコンサートみたいになってる」という芳雄さんにチュンジュさんも笑ってた。


関係者もたくさんいたようで「またやらないとね」みたいな声も聞こえてきました。
一観客としても楽しかったので、また機会があったらいいなと思います。
ただ、発表の場だし、せっかく資料を配ったのだから、それを見ながらパフォーマンスを観る事ができたら良かったのになと思いました。
歌詞の字幕ありましたけどね。


余談。
東京ミッドタウン日比谷前のステップ広場のツリーはモアナだった。