11月22日 シアターH マチネ
リーディングミュージカル
「アンドレ・デジール最後の作品」

突然発表されたこの舞台は、昨年初演だったものが形を変えての再演です。
当時、評判が良くて観たかった作品でした。
リーディングミュージカルとは??
とハテナな状態での観劇でした。
写真はスマホが壊れちゃったので無くなりました![]()
リーディングミュージカル、台本を持ったミュージカル(そのまんま?!)でした。
リーディング、、、あまり台本見てなかったような。
シングルキャストの皆さんが千秋楽のコメントで、練習期間長かったから覚えちゃったって言ってましたし(笑)
台本読んでるフリ?しなきゃで違う難しさがあったらしい(サカケンさん談)。
若者チーム(高橋・島・山口)と大人チーム(小西・NESMITH・音)の二組があり、どちらも千秋楽公演の配信がありました。(終了しています)
2週間もあるから余裕と思っていたのですが、いろいろあって最終日にやっと視聴できました![]()
毎回ギリギリだなぁ💦
せっかくのアーカイブなのに。。。
私は観劇も配信も大人チームです。
<STORY>
20世紀初頭に不慮の死を遂げた大画家アンドレ・デジール。
共にデジールを信奉していたエミールとジャンは、運命に導かれるように出会い、二人で一緒に絵を描くようになる。
二人の魂は共鳴し合い、一人では到達できない芸術の高みへ登っていくことができた。
だがその絵の素晴らしさゆえに、二人は巧妙な贋作ビジネスに巻き込まれる。
アンドレ・デジールが不慮の事故死の直前に描いたであろう「最後の作品」。
それは事故で燃えてしまっており、絵画ファンの間で永遠の幻とされていた。
その「最後の作品」を描くように依頼されたのだ。
アンドレ・デジールの「最後の作品」を巡り、別の時代に生きるデジールとエミールの人生が交差した時、思いも寄らない愛と真実が浮かび上がる。
そしてエミールとジャンの関係は大きく変わっていく――。
(HPより引用)
とても良いミュージカルだなって思いました。
ジャンの語りを描く力に変えるエミール。
2人で一緒に絵を作り上げていくのですが、初めは贋作作り、そして最後に幻のアンドレ・デジールの最後の作品を創造することになる。
この作品を描くことによりエミールは闇の感情に捕らわれてしまい、ジャンに助けを求めるけど、ジャンは作品の出来映えにテンション上がっちゃってそれに気付かない。
ジャンは過ちに気付き、エミールに謝りたいと思っているのですが、救いを求めて伸ばした手を取ってくれなかったジャンに絶望しそのきっかけを与えず、2人は離れていくことになる。
それでもエミールのためにジャンはエミールの父に会いに行き、エミールが自分の絵が描けなくなった理由を知る。
エミールは自分の悲しみに捕らわれて気付かないけれど、ジャンはずっと救いの手、この作品風に言えば『救いの船』をずっと出してくれていたんですよね。
エミールは晩年になってその事に気付く。
「自分は傷付けられたと思っていた。でも傷付けていた。」
という言葉がとても響きました。
袂を分かつことになった『アンドレ・デジール最後の作品』にジャンが描き加えたものを知り、深い後悔とジャンからの愛を感じて涙する姿に観ているこちらも涙。
キャストも私的にはベストマッチ!
推しだからというのも差し引いても。
遼生さんの本領発揮!!?
瞳に憂いを浮かべ、傷つきやすい孤独な心を持ったエミールのなんと素晴らしいことか!(欲目かな?)
ジャンもイケそうとは思うけど。(そっちでも観たい!)
そしてNESMITHさんのなんともあったかい雰囲気。
心をハグされているような感覚なんですよね。
だから最後の笑顔で手を広げてるシーンは、なんか天使が迎えに来たみたいに感じちゃいました。
これはエミール救われるよ。。。
遼生さんもNESMITHさんもハスキー系。
デュエットは案外相性いいかも。
音楽も良かった。
作曲は清塚さんで、GOYAの時は1曲が長いしあまり、、、と思ってた(スミマセン)のですが(笑)
『2人なら』はリプライズが何度かあり、耳に残ります。
制作陣は再演を目指しているようですが、今回はあまり宣伝がなかったなと感じております。
急に発表があったせいか、客席はちょっっとさびしい状況でしたし。
劇場の広さの問題もあるかも。
場所がない問題なのかはわかりませんが、もうちょい小さい劇場のほうが合う作品かな。
オリジナルでいい作品なんで、ぜひ再演があるといいなと思います。
初演のBlu-ray購入(買おうと思ってからかなり経過)したので、そちらも楽しみ♪
