無事完走おめでとうございました!

ワタクシは東京公演を観劇しておりました。(つまり約1ヶ月前ニヤリ途中まで書いてしばらく放置してしまったやつです)

6/30 マチネ
7/7 マチネ
世田谷パブリックシアター






6/30はポストトークがありました。

6/30は3階で観劇。
Twitterで3階は柵と吊り下げライトが邪魔で見えないとの意見がけっこう出ていてドキドキ!
現地に行ったらお席にクッションが用意されていました。
しかし、あまり有効じゃなかったかなニヤリ
お隣の方と、クッション有りと無し、どちらが見やすいかなぁ〜なんて話してました。
覗くのは柵の隙間です!!笑
お尻ずらして観てたので、腰にダメージチュー
辛かった〜アセアセ
そしてセンターでの推しのドヤ顔は絶妙な配置にあるライトに隠されました笑い泣き
なんてこったい!
ポストトークはなんと1時間びっくり
講演会を聞いているような気分でした。
(本編でグッタリだったので、なんか疲れて頭にあまり入って来なかった、、、)
ホルストメールという言葉には早く走るという意味とは別に「鞭打たれた去勢馬」という意味があるらしい。
本作で「?」と思ったところは、強権下の中で幸せを感じるというロシア人の気質によるものとの話。
へーーー!理解できんキョロキョロ

7/7は1階前方席。
ステージが床と大差ないくらいフラットなので演者が近くて見え方が違う。


この演目、成河さんの演技力と身体能力がなければ成り立たないのでは?と思いました。
もう、ほんっとに馬なんですよ。
二本足で立って芝居してるのに、地面を蹴る仕草とか走り方とか。
顔周りに虫がいるのをはらうかんじとか。
馬としか言いようがなかった!
あと馬についてはきっちり創られてるようで。
ミールイが何かを舐めるみたいなところがあるのですが、馬乗りさんがTwitterで解説?してくれてまして、それによると角砂糖をあげているらしい。
その他も解説されていて、本筋に支障ない内容ではあるけど、なるほど!!となりました。

演出で印象に残るのはホルストメールの誕生と絶命のところ。
吊り上げられたビニールシートに包まれた成河さんが、それを破って地に立つ。
吊り上げられた位置から落ちてくるのは、まさに生まれ落ちたというかんじなんですが、あの高さから毎回落ちるのって大丈夫なの?びっくりって、余計な心配がでてしまったよね、、、
最後に殺処分されてしまうところ、赤い液体をぶち撒けるのはちょっと衝撃的かも。

演奏はサックス4本のみ。
この編成を知った時はどうなるのかまったく想像できなかったけど、すごくしっくりしてた。
時々、馬の嘶きに聞こえる気がしました。

ちなみに、この作品は、「所有」するということがテーマになっているお話らしい。
人間はあらゆるモノを所有物と認識している。
私の○○、△△さんの○○、みたいに。
所有物に価値を付けて、その価値あるモノを持つことがその人物の評価となっているのかな、と思った。
価値は人間が勝手に決めてるからコロコロ変わる。
斑で生まれたホルストメールは斑で美しくないから血統が良くても駄馬とされたのに、公爵が駿馬だと目をつけ、競馬で優勝したら皆が欲しがる。
公爵もさ、親友だ!と言ってたのに、逃げた愛人を捜索するのに何十キロも鞭打ち走らせ、疲れ切って動けなくなったホルストメールを役立たずとみなすショボーン
そして殺生与奪。
交配させないために去勢しちゃうし、老いて病気を患ったら処分。
ホルストメールは生きるために苦痛な治療を受けるつもりで向かったはずが殺処分されちゃう。。。
最後に顔のメイクを拭う成河さん、なんとなくノートルダムの鐘みたい?
ホルストメールの骸は骨に至るまで周りの恵みとなったが、公爵の死は誰も彼を惜しまなかったが地位があったため飾られて葬られたと語られる。
価値ある存在って?
なんとも皮肉な話だなと。

重ためな話だけどくすりと笑えるところも多い。
桂ちゃんの巻き舌がたいへん素晴らしかった!爆笑
遼生さんのピルエット?はピタッと決まる日はあったんだろうか?
別所さんに「グラついてる」とかツッコまれてる(笑)

撮影が入っていたようなんで、どこかで観られるかもしれませんね。