ちょっと前になりますが、配信にて「プラネタリウムのふたご」を観劇しました

TwitterのTLでちょくちょく見かけてた本作。
アーカイブ配信がある事を知り、観ようか、やっぱり止めとこうか、と迷いに迷い…
そんなに迷うくらいなら観ろよ!!
ってことでエイヤ!とポチりました。
2日間の視聴期間あったのですが、見始めたのは残り半日弱
時間を無駄にした
散々迷って視聴したのですが、観て良かった
同名の小説が原作なんですね。
ウォーリー木下さんの演出は、ロード・エルメロイしか観たこと無かったのですが、映像を多用される方なのかな?(この前みたバーナムの映像も同氏でしたね)
マジックも良くできていて、見応えありました。
永田さんと阿久津さん。外見を似せているのもありますが、ホントに双子に見える不思議。
泣き男役の佐藤アツヒロさんが良かったなぁ
プラネタリウムで拾われたテンペルとタットル。
村にやってきたテオ一座に魅せられて、その後一座の手品師になるテンペル。
村で郵便配達員と星の解説員になるタットル。
双子のそれぞれの環境で起きる出来事のその結末。
双子の育ての親である泣き男が「だまされることはだいたいにおいて間抜けだ。しかしだまされる才覚がひとにないと、この世はかっさかさの笑いもなにもない、どん詰まりの世界になってしまう」と言うのですが、騙される才覚ってなんだろう?
このお話、相手が騙しているってことを知りながら騙されている、って人達がたくさん出てくるんですよね。
そう信じたい。そう信じさせたい。
優しい嘘を信じる事で救われる人がいる。
騙される才覚って相手を信じて受け入れることなのかしらね。
センヌキの行為が原因でテンペルが死んでしまうのですが、そのせいで病んでしまうセンヌキを優しい嘘で騙すタットル。
かっさかさな私には、とてもじゃないが共感できない
回復したセンヌキを受け入れるテオ一座にも、私だったらそんな心境になれないよ…
やさしい世界のお話でした。
この舞台もコロナの影響でかなり上演数を減らしてしまったようですが、Blu-rayを販売するそうです。
ご興味ありましたらぜひ!
泣き男のセリフの数々が深いとブックレビューで散見。
機会があったら原作を読んでみようかな