〈12人の優しい日本人とは〉
三谷幸喜氏が劇団(東京サンシャインボーイズ)時代に書き下ろした戯曲。
「もしも日本にもアメリカのような陪審員制度があったら…?」という架空の設定で描かれた法廷劇・密室劇・そしてコメディ。
劇団では1990年、91年、92年と度々上演、2005年にはパルコプロデュースでも上演された。
また1991年には中原俊監督によって映画化された、東京サンシャインボーイズの代表作の一つ。
〈あらすじ〉
これは「日本にもし陪審員制度があったら…?」という物語。
ある裁判の陪審員として、仕事も性格も裁判へのやる気も全く異なる、12人の一般市民が集められた。
評決は全会一致が原則である中、最初の決で12人全員が「無罪」に挙手。呆気なく審議終了・解散となりかけたところ、陪審員2号が「話し合いたいんです」と意見を「有罪」へと翻す。
いざ話し合いが始まってみると、理由があやふやな人・参加意欲の乏しい人・付和雷同な人・意固地すぎる人・・・。議論するたび、有罪無罪の決をとるたびに各自の考えは二転三転。
事故か? 事件か?
一人の男性の死を巡って、良くも悪くも日本人らしい12人の激論が始まった。
(公式より抜粋)
詳しくは↓
三谷さんが29歳の時に書いたものなんだそうで![]()
映画があった事は覚えていますが見てはいなかったので、陪審員の話っていうかなり大まかな内容しか知りませんでした。
もし日本に陪審員制度があったら?という設定。
2009年から日本では裁判員制度が導入されましたが、こちらは裁判官と裁判員が一緒に議論する仕組みで、陪審制は裁判官から独立して陪審員だけで議論し、有罪・無罪を決定するという違い。陪審員制の方が役割の重さがあるんですね。
「12人の優しい日本人を読む会」は前後編に分けた配信で合わせて2時間ちょっと。
面白くてあっという間でした!!
とてもリモートでやっているとは思えないクオリティ![]()
俳優さん達の凄さも目の当たりに!!!
ほんと、、、6号、イラっとした![]()
12人それぞれの私情が混じった討論に全会一致まで至るのか?!と最後まで釘付けでした。
1番真摯に向き合おうとしていた2号、話が進むにつれ、あれ?なんだかおかしいぞ??となり、実は1番私情が入っていたとわかる。
「あなたの奥さんを裁いているんじゃない」
と言われ、はっとする2号の姿が素晴らしかったな![]()
あーー!舞台が観たいなぁぁあ!!!
前半のラストあたりをちょろっとだけ観てた坊っちゃん。
「グダグダな議論だなぁ~」
全部見終わった頃に再びやってきて
「で?有罪?無罪??」
気になるなら観たらいいのにね。
