3/20 マチネ
アナスタシアを観劇してまいりました。
中止、再開、中止と続き、3度目の正直?!
お友達からチケットを譲っていただき、ようやく観劇。
コロナウィルスによる自粛ムードの中、行ってくる!って大っぴらに言えない雰囲気ではありますが、再開してくれた事、純粋に嬉しかった
開演が12:30
微妙な時間だったので、いつもの如く、11階の窓際のカウンター?でコンビニで買ったおにぎりをもぐもぐ。
食べるの禁止かな?と、ちょっと思ったけど大丈夫だった。
今まで気にもしなかったけど、富士山見えるんですね♪

再再開初日なのもあり、当日券の抽選はかなり人がいました。
同行者の方のお話では30枚の当日券に80人くらいいたそうです
ちょうど↑の写真撮った時は当日券の当選者が順に窓口まで案内されてたところ。
間隔を開けての呼び出し。
1人づつ、サーモグラフィーのチェックをエスカレーターの前で受けて、パスした人だけ進めるようになっていました。
当日券購入が終わってから会場が始まって。
サーモグラフィーチェック、家で熱を計ってきたので大丈夫なはずなんですが、若干緊張しちゃいました
当初引き換え券だったので席はわからなかったのですが、なかなかの良席

ありがたやーー
もぎりの後は手の消毒。
たくさんの人にやらなきゃいかんから用意するの大変だと思います。
が、私にシュッとしてくれた量はちと足りないかな
自前のアルコールスプレーでシュッとしました
フライヤーはテーブルに積んであり、欲しい人はセルフで取るシステムに。
コロナ対策の「お願い」と「取り組み」についての貼り紙。
下にはバクステツアーなどのイベント中止のお知らせ。
オルゴールのイラストなんですって。
今回はボードの前で記念撮影なし。(スタッフさんや他の来場者に頼めるような感じじゃなかった
)
感想をちょこっと。
まず、幕が可愛かった
そして舞台装置がすごい!!
背景は全面LEDパネル。
最近は映像技術が発達して、いろんな舞台でも取り入れられるようになったけど、アナスタシアは桁違い!!!
美しいの一言。
役者さんが出入りするの見て、「あ、そこ切れ間なんだ?!」と思ったくらいの繋がり感。
映像を使ったからこその空間の広がりを感じられました。
雪降る夜、ペテルブルグの街、駅構内、パリ。
目まぐるしく変わる世界は映像だからこそですね。
でもって、お衣装も豪華だった

ぺらっぺらじゃない(笑)
お金かかってるよ、この舞台。
東京公演半分になっちゃったの、やる側・見る側にとって損失すごいよ…
ストーリーは王道。
煤けた心の持ち主的には「感動~
」とはならないんですが、このところのギスギスとした空気の中での清涼剤。予定調和のなんと安心感と暖かさよ
役者さんも、素晴らしかった!!
アーニャ役の晴香ちゃん。
気が強いアーニャ。記憶がなくて身内がいないアーニャの心細さ。僅かに思い出す記憶を信じてパリへと向かう芯の強さ。
そして身体能力高さ!
ディミトリよりぜったいケンカ強いよね?(笑)
歌、ダンスと見処たくさんだし、晴香ちゃんはどちらも上手な女優さん。これからも推していきたい!!
背が高いからドレスがほんとにお似合いで、ブルーのドレス姿、素敵だった♪
トランクの上に乗ってディマにキスするのが逞しく生きてきたアーニャらしくて好きだな。
ばっちディマはめちゃめちゃ好青年。
始めはアーニャを担ぎ上げて報償金をもらおうと企んでいたけど、最後はいちばんアーニャ=アナスタシアと信じてアーニャの幸せを望んでいたよね。
裾を踏みつけて皇太后を引き留めるとこ、好き♪
あとアーニャとお別れしよう、って時に、
「馬車から手を振らないでくれ。一緒に歩くつもりもない人を好きになりたくないから」(ちゃんと覚えてないので意訳)みたいな台詞があって、思わずムフッ
ってなった(笑)
堂珍グレブ、実は堂珍さんを舞台でみるの初でした。歌手だけあってお歌はバッチリですし、アーニャがアナスタシアだったなら殺さなければならないっていう使命と情の間の葛藤。しっかりと伝わってきました。
禅さんヴラド。
キャスト選択でいちばん外せなかったのが禅さん
いや~~かぁいいヴラドでした


とってもチャーミング


歌は流石だし、やはり禅さんは期待を裏切らない!!!
リリーと歌い踊るヴラドに大満足です
リリーの朝海さんもたぶん初見です。
職業婦人らしく、パキッとしたリリー。彼女の存在は皇太后の大きな支えであっただろうな。
自分の立場に誇りをもっているハンサムなところと、ヴラドに引かれちゃう乙女なところ。
チャーミングでした!
ヴラドとタンゴ踊ったあと、腰をトントンしてるのにクスッとさせられました
他の作品でも観てみたいな~。
ちなみにリリーはトリプル。
マルシアさんリリーは想像できそうなんだけど、堀内リリーはどんな感じだったのかな??
マリア皇太后の麻実さん。
愛する家族を喪い、唯一の希望は生きていると噂されているアナスタシア。
報償金を出し入れ探すも偽者ばかり。
アーニャが現れた頃にはもう信じる事ができなくて「遅すぎたのよ」があまりにも重い。
でもアーニャがアナスタシアでなければ知り得ない事をしっていて、孫娘だと確信するのだけど、一緒に過ごす自分の幸せより、アーニャの幸せをとり、送り出してしまう。
最後のシーンはオルゴールのイメージですよね。
マリアの「アナスタシアはいなかった。」
お伽噺のめでたしめでたしの裏には周りの人の愛がある。
ちょっと残念だったのは、お歌が聞き取り難かった…
東宝版の後は宝塚版も上演されますね。
視点のかわるアナスタシア、どんな風になるのか気になるところ。
出演者も増えるだろうし、華やかだろうな
パンフレットを購入しました。
グレブもトリプルなのに並びに遠山さんがない
(アンサンブルさんの方に紹介あり)
回数は少ないかもしれないけどさぁ…と、ちょっと疑問。
東京公演はまたもやコロナ自粛で3/27をもって幕を下ろしました。
4月の梅芸、どうか皆様が健やかで幕を上げることができますように。
アナスタシアの脚本家、テレンス・マクナリー氏がコロナで旅立たれました。
ご冥福をお祈りいたします。



