大嶋吾郎さんの
「音楽と朗読」11/12 in KIWA
に参加してまいりましたニコニコ



初めて行った場所ですが、とってもオシャレな場所ラブラブラブ
天井の一部と後ろの壁は硝子貼り、両サイドとステージの壁はウッド。

約90分の「音楽」と「朗読」
音楽はロック。
吾郎さんの楽曲で「ロックオペラR&J」「THE BLANK!」「GANTZ」から、とおっしゃっていた…と思うのですが。
ワタシ、どれも未見でして……滝汗
アンコールで歌った曲もR&Jからでした。
朗読は鈴木勝秀さんの「Sheeps」というTEXT。
1日目は篠井英介さんと小西遼生さん。
2日目はAKANE LIVさんと小西遼生さん。
私の見た回はアカネさんでした。
アカネさん見るの久し振り~照れ

「音楽と朗読」っていうタイトル通りで、どちらもガツンと聴かせるものでした。
こんな人達を2日間もおさえちゃってどうしましょう?と吾郎さんが仰るような奏者。
ツインドラムでド迫力でした!
ライブ中にルーパー(という機材なんですね!)でコーラスを幾つも録音して音を重ねていくの、凄いなーって思いながら吾郎さんをガン見しちゃいましたおねがい


Sheepsのお話って、ざっくりいうと、映画「ブレードランナー」みたいなお話なんですね。

ブリザードが吹きすさぶ極寒地で"sheep"と呼ばれるアンドロイドがヒトに変る労働力として用いられている。
重労働、そしてヒトがやりたくない仕事。戦争の兵士として。
sheepの改良を重ね、感情を持たせた事により、自我が芽生えた。
自我を持ったsheepはやがて脱走をするようになる。

特捜を名乗る男がヤマダという科学者を訪ねてくる。
実は特捜ではなくタンと名乗るsheepで、sheepの産みの親であるユカワに会わせて欲しいという。
タンの目的とは?

アンドロイドを開発する科学者、sheepを取り締まる特捜、sheepが登場人物。
物語はsheep(こにたん)、ヤマダ(アカネさん)で進んでいきます。

冒頭に
"sheep"は単体を表す単語ではなく群れを表す単語である。だからsheeps は複数形ではなく"羊の"という意味である。
といった説明が。

お話が進むとsheepがどんな存在なのかがわかってくる。
耐用年数は4~5年で、その後は廃棄される。
改良を重ねた結果、感情を、さらには痛覚まで持ちうるようになった。
sheepは全部同じ顔、同じ姿。
sheepはsheepを見分ける事ができない。
群れで居ても全てが同じ姿であるため、鏡を見るかのよう。自分と他者の区別がつかない。
感情を持ち、自我を持つ事が出来たが、自分を"個"としての肯定ができない。
個とは他との違差があって初めて肯定できる。
ヒトにはそれがある。
sheepにはそれがない。
唯一個である事を感じられるのは、戦争で自分の姿とは違う他のsheepと戦う時。
その事に堪えられなくなった者達が脱走したり自殺するようになった。
タンも寿命が近付き、願ったのは"廃棄"ではなく"死"を迎えること。
群れの中の1ピースではなく、個としての最後を望んでいた。

ヤマダはsheepに携わる科学者だけど、一部分の生産に係わっているだけで、完成したsheepを見た事がない。
目の前にそれが現れてちょっと興奮気味。
完成度の高さに喜んでいるのが、sheepを"モノ"として見ているって感じがする。
タンは作られた体以外、ヒトとの違いはないと思っている(思いたい)だろうから、すごく傷付くよね。

タンはユカワに会って、どうしたかったのかな?
「がっかりした」
っていう台詞は覚えてるんだけど、その後の台詞を忘れてしまったえーん(記憶力の低下もやもや)
肝心だった筈なのに…ニヤリ
誰か教えて~~
ユカワは人嫌いで他者に興味を持たない。
ヒトではあるけれども、sheepに近い感覚。
タンはそんなところに落胆したんだろうか?
(もう想像でしかないニヤリ)

タンはユカワを射殺し、駆け付けた特捜のヤマシタに撃たれる。
ユカワに心酔していたヤマダもタンに銃を向ける。
その銃には既に弾は残っていないのに。
「俺を殺して何の得になる?」
と聞かれても、何度も空砲を撃ち続ける。
そして頭を抱えながらブリザードの中へ出ていく。

ヤマダはユカワの死で、個としての己を失ってしまったんだろうか?
タンはユカワを殺した男という"個"としての死を迎えたんだろうか?



なかなか1回では理解と記憶が追い付かなかったチュー
そして遼生さんは可哀想な役が相変わらず素晴らしすぎる。
篠井さんの回も見たかったなぁチュー



〈番外編〉

行きは天王洲までモノレールで行ったのですが、窓の外にはレインボーブリッジ上に大きな満月が!
反対側の窓っっチュー
写真撮りたかった~~ハートブレイク

天王洲アイル駅から東京タワー見えるのね!とスマホで撮ってみたが、タワーどこ?な写真になった。
道路の消失点の上あたりにある、黄色いヤツです(笑)

開場時間まで周辺をウロウロ。




イルミネーションもあって綺麗でした♪