台風一過の10/13日。
マチソワしてまいりました!
マチネは30分延期の13:30開演。
朝7時の段階で交通網、全てアウトチュー
え~~!!一般道で電車動いてるとこまで行けるかな?なんて、諦めの悪いことをキョロキョロ
そうこうしてる内につくばエクスプレス(TX)が運転開始!
ありがとう!TX!!
アナタは動くと信じてた!!!爆笑
まったくルートが違う電車が2系統あるのって有難いキラキラ
しかし、TXの駅はちと遠い。車で行くしかないのだが、帰りは最寄り駅を使いたい(夜には動くのでは?との予想)。
ってわけで、タクシーを使って駅まで行ったら…
3000円も取られたガーン
そんな距離あったか……
これで帰りは最寄り、のはずが。
電車動かずガーン
結局帰りもTX。
こんなことなら車で行けば良かったもやもや
帰りは節約でバスにしました(笑)

パンフレットの表紙ブルー音符
反対側は水色の、両面から読む感じになってました。



大型パネルがドーン照れ

優也君のもあるではないか口笛
SoMLには出てないけどねっ(笑)
ちなみにパネルの間にあったモニターはフランケンのトレイラー(笑)

たくさんのお花があったけど、ちょっとシオシオにえーん
パネル前で偶然同じ回に来ていたお友達に遭遇。(ホントはもっと前に発見してたんだけどね)
そこでお会いしたお友達のお連れ様。
かわいいなぁと思っていたスタンド花の送り主さんでしたびっくり

物販列は長めだったので、上演前は諦めたのですが、読んでみると、事前に買った方がよかったかも。
私、細かいところに目がいかないからニヤリ
って言っても、結局読むの家帰ってからだったから、いつ買っても一緒なんですけどね。
事前に映画『素晴らしき哉、人生』を見ておくと、より楽しめるとありましたが、私は未見。
パンフにちょっと紹介があるし、知らなくても支障はないかな。
けど、やっぱり見てた方がより楽しめる、らしいニコニコ(いい映画だったよ!と友達談)


この作品、単純脳の私にはちょっと理解が追い付かないアセアセ
マチソワして、なんとなくこんな感じ?と思うくらいチュー
何度か観たらもうちょいわかるかなぁ。
そして人の感想がけっこう違っていて面白い。
観た人と感想会がしたいです!!!



以下、がっつりネタバレ含む私の感想兼覚え書き。


感想が上手く纏まらないなぁと数日なやんだが、もともと纏まってない文しか書けないんだった!と思い直した(笑)
またダラダラ書いてるのでお暇な方はどうぞ。


「人が死んだらいいことを話すんだよね」
「弔辞、っていうんだよ」

ベストセラー作家のトーマスが、親友の書店店主のアルヴィンの弔辞を読む。って話。

ざっくり過ぎ(笑)

親友のアルヴィンが亡くなり、幼い頃の約束通りにトーマスは弔辞を読むことになる。
しかし、考えても考えても上手く文章が綴れない。
そこにアルヴィンが現れて語りかける。
「頭の中には何千もの物語がある」
それを選んで書けば良い、と。
「人間は過去の全ての経験を100%記憶している」
どこに仕舞ったかわからない物や、奥底に隠してしまった物なかなか取り出せないだけ。
そこから物語を取り出して、トムの知っているアルの物語を語ればいい。
「君の物語」「僕の物語」「二人の物語」
本屋の書棚を指してアルが言う。
この台詞の通り、二人のエピソードを綴るストーリー。
思い出を語るような流れだから時間軸がたまに前後。
アルがガイドとして話が進む。

セットは本屋。
アルの店「作家の立ち往生」でもあり、トムの記憶のライブラリーでもある。
だからアルはそこにいる。
アルは実態を伴わず、本当はどんな人物かもわからないんですよね?
だって、あれはトムの記憶の中のトムから見たアルだから。

アルは6歳で母を亡くし、父は忙しくて淋しい思いをしていた時にトムと出会う。
ママが好きだった映画『素晴らしき哉、人生』に出てくる天使の"クラレンス"みたいに、アルの元に現れたトム。
一見、純真なアルの方が天使っぽいのだけれど、アルの方がトムの事をずっと天使と思っていたんじゃないかなぁ。

トムの誕生日にアルが『トムソーヤの冒険』の本をプレゼント。
この本に感銘を受けて作家に憧れることになったのかな?
『1876年』に
♪書かれた文字は煙のように消えない
    時を超えて どこまでも旅をする♪
って1節があるのだけど、あとになってみると、おぉ?と思ってみたり。

高校生になっても"変わり者"のアル。ハロウィンは6才の時と同じ"ママの幽霊"の仮装だし、グラビアよりも蝶に興味津々。
トムは「普通になれ」と言うんだよね。
トムは、こうあるべきって考えが強くて、アルにはそれがない。
だからミスエイプリルのセクシーグラビアを見ても「彼女は窮屈そうだ」って反応。
なんとも対極的な二人。
蝶はキーワードのひとつ?
バタフライエフェクトの話もなんとなくいろいろ絡んでいるような…(これ!とは言い切れないんですが、なんとなく)
トムが大学進学のために書いた短編小説は『バタフライ』。いつか見たアルの姿であり、旅立つトムの思いなのかな。
ちなみにグラビアのエイプリルさん。ポルノ女優に何人かそういうお名前の人がいらっしゃるようですね(笑)

トムが大学進学で地元を離れる時、滝に向かって枝を投げる二人。
トムのは滝まで流れて行き、アルのは岩に引っ掛かる。
"進む者"と"留まる者"
自分の元を離れるトムに「淋しいよ」と首筋にキス。びっくりするトム。
これ、どうとるべき?
アルはトムをloveの意味で好きだった??
私はそういう感じには見えなかったんです。
キスの場所が"首筋"なのがね。
唇だったら、そうとれる。
頬だったら親愛と思える。
一説によると、首は"欲望"とか"執着"を意味するらしい。
執着が私の中ではしっくりくるかな?
だってトムはアルの天使だから!←私説
でもトムは、もしかしてloveなの?って思ったんじゃないかな。
ちょっとずつ距離のできる二人。

ベストセラー作家となったトム。
父が病気になり本屋を引き継ぐことになったアル。
トムはアルに恋人を紹介する。
彼女は「編集室で働いていて、僕のファン」(だったような…)。
こうあるべき!なトムのわかりやすい成功した姿。
アルは彼女に会いたがらず。それを嫉妬と見るのか、知らないアルを見るのが嫌ととるのか…

アルの父が亡くなり、トムが帰ってくる。
アルの父の弔辞を読むために。
しかし、その弔辞はある詩人の言葉を引用しただけのもの。
「君に頼んだんだ!君の言葉で書いて」
と詰られ、トムは、優れた作家の言葉で送られるのは町の本屋にはじゅうぶんだろう…みたいな事を言って傷付けてしまう。
その頃のトムはスランプになり、自分の文が綴れなくなっていたからなんだけど。
結局アルは父の思い出を自分で語る事にする。
スラスラと出てくる物語に羨むトム。

父の病に落ち込むアルに都会に出て来ないか?と誘うトム。
その誘いが嬉しかったアルが歌う『独立記念日』の浮かれっぷり!
その裏では、誘ったものの自分の状況が芳しくなくて断る口実を探すトム。
『ここがすき』
婚約者に結婚を考え直さないか?と告げる。
「変化には痛みを伴う」
から。
それって、アルとの関係が影響してるのかな?
この頃にはトムもわかってる。
いつもインスピレーションを与えてくれていたのはアルで、彼女はそれをもたらしてはくれなかった。
書いた本、全てはアルと過ごした中にあった事だったのだからね。
自分の凡庸さを知らされるようで苦しんでいるところにアルがやってくる。
テンパったトムは「来るな!」とアルを突っぱねる。

書けなくなって苦しんでいるトムを、無邪気に称賛し続けるアル。
トムはそれがたまらなく辛い。
そりゃそうだ。書けないのにキラキラな期待をかけられるのは、どんなに呪わしいことか。
新刊が出ない、クリスマス休暇にも帰ってこないトムに、毎年クリスマスカードを送るアル。
「返事をくれたらいいのに」と淋しそうなアルだけど、トムにはそんな余裕はなかったんだろうな。
最初は「アルヴィン・ケルビーから愛を込めて」だったのが「ケルビー家より」に変わる。
お互いの距離がまた開いてしまった。

クリスマスイブにアルヴィンは川に落ちて死んだ。
自殺だったんだろうか?
トムが最後にアルに会ったのは、アルの父の葬儀。
その時、アルを傷付けてしまった。
その時のアルをちゃんと見ていなかった。
後悔と疑問が増えていく。
アルに問い掛けると
「なんで僕がそんなことしなくちゃいけない?」
と答える。
じゃあ事故なの??と思うんだけど、「僕のクラレンスはいなかった」(合ってるか?)って台詞もあったよね???
それを考えると自殺を思い止まらせる天使がいなかったともとれる…
更には"僕のクラレンス"→トム?と考えると…
う~~~~ん…
死の真相について「おまえが話せよ!(言えよ!だった?)」と詰め寄るトム。
でもアルは語らない。
「探さないで」「答えはここにはない」
そう。ここはトーマスの記憶のライブラリー。
その時、トムは居なかった。
見ていないものは「ない」。
だからトムの中にいるアルは答えを持っていない。
このシーン、役替わりでかなり印象が違って見えたな。

「人が死んだらいいことを話すんだよね」
「弔辞、って言うんだよ」
「どちらかが先に死んだら、どちらかが弔辞を書く」
「うん、って言ったら、帰っていい?」

このやりとり(台詞は正確じゃないかも)、何回か出てくる。
最後だけ、台詞が逆になる。
トムは思い出の旅から現実に帰り、アルのために弔辞を読む。
素晴らしい誰かの言葉ではなく、自分の言葉で、自分の中にあるアルの物語を。
「そうしたら君はアルヴィンの物語を閉じる事ができるんだ」
ってアルが語りかけた言葉がここにきてズシッときた。
そうしてアルの物語は閉じられるけど、綴った物語は煙のようには消えない。
人々の心に残って旅をする。

そんなふうに思えました照れ



役替わりの感想については別記事で。←まだ書く気てへぺろ

もうちょっと観てみたかったかも。
再演してほしいなキラキラキラキラ