公演中は↓↓

<キャスト>
エルキュール・ポアロ/小西遼生
ヘクター・マックイーン/室龍太
ドラゴミロフ公爵夫人/春風ひとみ
アンドレニ伯爵夫人/伊藤純奈
グレタ・オルソン/宍戸美和公
ブーク/松村武
メアリー・デブナム/伊藤梨沙子
ミシェル/田鍋謙一郎
ヘレン・ハバード/マルシア
サミュエル・ラチェット、アーバスノット大佐/田口トモロヲ
主演は小西遼生さん!!!←重要
若いポアロ。
センター分けの髪に特徴的な髭。
3ピースのスーツをスタイリッシュに着こなしていて、格好良かった
髪と髭、案外違和感なかったな(笑)
客席から登場するのですが、その姿は白髪まじり。
回顧という形で物語が始まります。
その演出を知らなくて、ステージをずっと見ていたから、間近で声が聞こえてびっくりしました
(ちょうど立ち止まって台詞をいう辺りの席だったのです♪)
「エルキュール・ポアロ。探偵です」って自己紹介の時のウィンクがとっても素敵だったらしいです。
なんで"らしい"って表現なのかというと、私の視力では判別出来ないから
見てなかった訳じゃないのよ?…たぶん
今回はあえてオペラなしで観劇したのです。
しかしコンタクト入れてもよく見えない
マサイ族並の視力が欲しい


乗客の確認といった形で登場人物の紹介が。
あれ、分かりやすくて良いですね
しかし長い横文字の名前は覚えられないワタシ
(小説読んでても同じ。字面を形として判別するだけ…)
その後にドラマのOPのように改めて人物紹介がある。
これがまた格好良い!!!これを映像でください!!
コートを華麗に捌いて、優雅に足を組んで椅子に座る遼生さん
推しが尊い
(笑)
セットは車両の外観、上方に車輪。
食堂車の中、上方に客室のドア。
ラチェットの客室(殺人現場)。
これにプロジェクションマッピングの組み合わせ。
映像を揺らし、役者が演技することによって列車が雪溜まりに衝突した様子がよく表現されてましたね。
あと、度々映される時計。
ミステリには重要
小西ポアロ、チャーミングだった!
ブークとのやり取りはクスリと笑えるし、ハバード夫人にアワアワするのは可愛らしい
本作ではあまり切れ者の探偵って感じはなかったかな。
計画的殺人の犯人を見逃すことになったポアロ。自分の判断や信念、強く持っていたはずのものが崩れる。
最後の
「一度揺らいでしまったら…」
言葉を詰まらせ、苦悩を吐き出すように言った台詞が印象的でした。
正義とはなにか。
どんな時にでも悪として断罪するべきなのか?
心情を思いやって罪に目を瞑るのが許されるものなのか?
ハバード夫人の「あなたまで十字架を背負わなくていい」
ブークの「君は善良な人間だ」
果たして、これらの言葉はポアロにとって救いになったのでしょうかね。
マックイーン、南部訛り…を関西弁で表現。
Twitterとかで「室くんは室くんだった」的なのをたくさん見かけたので、アテ書きなのかな?と思ったり
賑やかなキャラでしたね(笑)
個人的にはアクロバットは要らないんじゃないかと思ってる。いらん動作で万一怪我したら大変じゃん?とか思う、つまらない大人です。
マックイーンよりも強烈なキャラだったハバード夫人
正体が証された時とのキャラのギャップがすごい。陽と陰。始めはキンキンした声の陽気なアメリカ人。その裏は5年を費やした計画的殺人に覚悟を決めた女性。
ラチェット刺殺の回想の、ナイフを持つ手の震え(怖くてじゃないよ)に釘付けに。
マルシアさんのハバード夫人から目が離せませんでした!!
カーテンコールの時、ラチェットの殺人現場がくるんと出てくるのですが、ここのポーズは日替りだったのかな?
私が観た回は
☆ベッドにラチェット(死体)、ベッドの脇で跪いでお祈りするポワロ
☆ラチェット(死体)にポワロが添い寝
でした
カテコ最後もウィンクなさっていたそうで。
……そうですか。記憶にございません
パンフレットには観劇後に開けるように、との袋とじページ。
ラチェット殺人の真相と正しい相関図。
あとシールが付いてました♪
蛇足。。。
個人的な意見ですが、ミステリの結末が主人公が犯人でしたと並ぶくらい、なんだよ!なのが全員共犯。
あれぇ?どちらもサンシャイン劇場だな

